社会人になってから

「ギターを始めてみたい」
「昔買ったけど弾けるようにならなかった…」
そんな思いを抱えていませんか?
毎日忙しくて練習時間が取れない。コードを押さえても音が鳴らず、すぐに心が折れてしまう。

でも実は、忙しい社会人だからこそ“ギターは継続しやすくて上達が早い”んです。
- C・G・Am・Emコードの押さえ方のコツ
- よくあるつまずきポイントと対処法
- 上達を加速させる3つの練習法
- モチベーションを保つための工夫
このページでは、初心者がつまずきやすいC・G・Am・Emコードの押さえ方を中心に、継続して楽しく上達していくためのコツを解説します。
まずは正しくチューニングしよう

ギターの練習を始める前に、必ず行いたいのが「チューニング」です。
どれだけ丁寧にコードを押さえても、ギターの音程が狂っていては綺麗な音は出ません。
チューニングの基本は「440HzのEADGBE」
ギターは6本の弦で構成されており、上から順に
(※ギターを構えた時に一番上の太い弦が6弦)
- 6弦、E
- 5弦、A
- 4弦、D
- 3弦、G
- 2弦、B
- 1弦、E
の音に合わせるのが基本です。
チューナーはスマホアプリでもOK
市販のクリップチューナーがあればベストですが、手元にない場合はスマホアプリで代用可能です。

ただし、スマホチューナーは周囲の音を拾いやすいため、なるべく静かな環境で使用することがポイントです。
- 「GuitarTuna」
- 「Boss Tuner」
など
ギターが上達するにはコード弾きから覚えよう

ギター初心者がまず覚えるべき4つのコード、それが「C・G・Am・Em」です。
いずれも頻出コードであり、シンプルな曲を弾く際にもよく登場します。
この4つを攻略できれば、演奏できる曲が一気に広がります。
Cコード

- よくある原因:指が寝ている
- 指先ではなく指の腹で押さえていると、隣の弦に触れて音がミュートされます。
- 手首の角度を見直す
- ネックに手をかぶせるようにせず、肘を少し下げて指先が立つように調整しましょう。
- 1弦だけを狙って鳴らす練習
- 人差し指が1弦に干渉していないかを確認し、位置を微調整します。
Gコード

- 押さえ方に迷いやすいコードの代表
- 中指・人差し指・薬指と3本の指を使うため、最初は混乱しがちです。
- 基本の押さえ方:薬指6弦3F、中指5弦2F、小指1弦3F
- G→Cのチェンジ練習で安定感アップ
- ポイントは「共通の指」を基準にポジションを覚えること。動かさない指を作るとラクになります。
Amコード

- 原因は「詰まりすぎ」た指の配置
- 人差し指・中指・薬指が縦一列に並ぶので、指同士が干渉しやすい。
- 開放弦をしっかり響かせるための工夫
- 指先の角度を立てて、3弦や1弦に触れないよう意識。
- 押さえる前に空中で形を作る練習も効果的
Emコード

- 初心者が最初に「鳴った!」と感じやすいコード
- 中指と薬指の2本だけで押さえられ、開放弦も多いため、きれいに鳴らしやすい。
- Amとの行き来で「指の動き」に慣れる
- 弦の位置とフォームの感覚を手に覚えさせる練習に最適です。
コードの押さえ方のコツ
コードを押さえているのに、

「音がビビる・プツって音が出る」

「鳴らない弦がある」
…その原因の多くは指が寝てしまっていることです。

特にCコードやGコードでは、人差し指や中指が指板に寝てしまうと、隣の弦を触ってしまいミュートが起きやすくなります。
しかし、始めたての場合は技術の面でまだ経験が積めていない可能性があるため、指が寝てしまっているという問題について詳しく見てみましょう。
指が寝ていると音が鳴らない!

画像のように指が寝てしまっていませんか?寝ている状態で弾いても、綺麗な音が出にくいです。なので、

コードを押さえる指は立てて押さえる必要があります。画像のような手の形を意識して押さえてみましょう。
1弦が鳴らない…そんなときは指の微調整を
Cコードは覚えるのに必須でありながら、とても難しい部類ですよね。
↓画像のように綺麗に押さえれていても1弦だけが綺麗に鳴らない…なんてもこともあります。

これも綺麗に鳴らない原因かと思われます。なので、少し集中しましょう。押さえたままで、人差し指に全集中です。クイッと中指寄りに移動させましょう。

この形を意識してCコードを弾きましょう。この形であれば、1弦もきちんと鳴ります。
- 指の腹ではなく指先の「点」で押さえる意識を持つ
- 弦と弦の間にしっかり隙間を空けるように押さえる
- 弦を押さえる指の「角度」と「立ち具合」を意識してみよう
弦高や弦の太さもチェックしよう
どれだけ正しいフォームでも「そもそも弦が押さえにくい」ギターでは音が綺麗に出ません。
特に初心者用セットのギターは弦高が高かったり、硬くて太い弦が張られていることが多いです。
- 弦高が高すぎる場合は楽器店で調整してもらう
- エレキ寄りの細めのライトゲージ弦(.011以下)に交換する
- 初心者セットではなく、少しグレードの高いモデルや中古品も検討するのがおすすめ
コード練習のステップアップ法

ギターを始めたきっかけは好きなアーティストに憧れて始めた方も多いのではないでしょうか?
コードをある程度押さえられるようになったら、次は「弾く楽しさ」を感じながら練習を続けていくステップへ。
ここでは、初心者が自然に上達していける練習法を3つ紹介します。
簡単な曲から始める
「好きな曲を弾いてみたい!」という気持ちは、継続の大きな原動力になります。C・G・Am・Emなどの簡単なコードだけで弾ける曲は意外と多いんです。
以下の曲は初心者にも優しく、コード練習にもピッタリです。
「Uフレット」では、難易度別に検索もできるので、最初の1曲選びにおすすめです。
メトロノームを使ってリズム練習
コードを押さえられても、「リズムがズレてしまう」「走ってしまう」と悩む方も多いはず。そんなときは、メトロノームを使った練習が効果的です。
スマホやPCでも無料で使えるメトロノームがあります。
はじめはテンポ60〜70くらいのゆっくりめからスタートし、慣れてきたら少しずつテンポアップしてみましょう。
日々の録音で上達を実感

「自分がどれくらい上達したか分からない…」
という方におすすめなのが、録音です。スマホのボイスメモやカメラで簡単に記録できるので、毎日の練習を振り返ることができます。
録音を聴いてみると、
- 「ここテンポずれてるな…」
- 「1弦が鳴ってないかも…」
など、客観的な視点で気づけるポイントが見えてきます。
録音 × メトロノームの組み合わせは最強!自分の成長を感じることができ、モチベーションの維持にもつながります。
まとめ
ギター初心者にとって、最初のハードルはコードの押さえ方。
でも「C・G・Am・Em」の4つの基本コードがきれいに鳴らせるようになると、それだけで弾ける曲が一気に広がります。
うまく鳴らないときは焦らず、指の角度や位置を少しずつ見直してみましょう。
録音して自分の音を客観的に聞いたり、メトロノームを使ってリズム感を養うことで、効率的に上達できます。
続けるための仕組みをうまく取り入れれば、忙しい日々の中でもギターはきっと楽しい相棒になりますよ。
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