ギターのストロークが単調に聴こえてしまう…そんな悩みを感じたことはありませんか?
特に、弾き語りをしている方や、ライブなどを控えている方なら、

「もっとリズムにメリハリをつけたい!」

「聴いている人を引き込む演奏がしたい!」
と感じる瞬間も多いはず。
そんなあなたにおすすめなのが、ストロークにアクセントをつけるテクニックです!

ほんの少し意識を変えるだけで、同じコード進行でも驚くほど「ノリのいい演奏」や「グルーヴ感のある演奏」ができるようになります。
このページでは、初心者でもすぐに実践できる「ストロークにアクセントをつける簡単テクニック6選」を、分かりやすく紹介していきます!
8ビートストロークでのアクセント練習

まずは、基本中の基本「8ビートストローク」でアクセントをつける練習から始めましょう!
リズムに表情をつける第一歩です。
パターン①:2拍・4拍を強調する
8ビートストロークの中でもっとも基本的なアクセントのつけ方が、2拍目と4拍目を強調する方法です。

リズムに自然なノリ(グルーヴ)を生み出すために、このパターンは必ずマスターしておきましょう!
頭の中でリズムをイメージすると効果的。
「ジャカジャカ!ジャカジャカ!」
の「!」のところだけアクセントを意識するだけで、演奏が一気に立体的になります!
パターン②:アタック音(チャッ)を入れる
さらに表現力を高めたいなら、ストロークの中にアタック音(チャッ)を入れる方法もあります。
これは、右手の手刀部分で弦を軽く叩いてミュート音を出すテクニック。

一気にパーカッシブなサウンドになります!

リズムイメージはこんな感じ。
「ジャージャー ツッ ジャー」
ツッのところで手首を弦に当てるように叩いてアタック音を鳴らします。
パターン③:シンコペーションを取り入れる
最後に、8ビートの中にシンコペーション(リズムのずらし)を入れて、よりオシャレなアクセントを加える方法です!

空ピッキング(弦を弾かずに空振りする動き)を使って、リズムをズラす感覚を作ります。
リズムイメージはこんな感じ。
「ジャー ツッ ジャージャ ツッ ジャー」
ツッのところではアタック音を出しましょう。
これを取り入れると、単純な8ビートではなく、「ノリのあるプロっぽい演奏」にグッと近づきます!
16ビートストロークでのアクセント練習

8ビートストロークに慣れてきたら、次は16ビートストロークに挑戦してみましょう!
16ビートは、より細かいリズムを刻むため、アクセントをつけるポイントを意識することがさらに重要になります。
パターン①:2拍・4拍にアクセントをつける
16ビートの基本は、8ビートと同じく2拍目と4拍目にアクセントを置くことです。

ただし、リズムが細かくなっているため、強弱のバランスに特に注意が必要です!
リズムイメージはこんな感じ。
「チャカチャカ チャカ!チャカ チャカチャカ チャカ!チャカ」
の「!」のところだけアクセントを意識してみましょう。
速さに焦らないこと!
テンポを落として、リズムを体に染み込ませるのが大切です。メトロノームで最初はゆっくり(60~70BPM)から始めましょう!
パターン②:ベース音でアクセントをつける
さらに音にメリハリをつけるために、最初のダウンストロークだけベース音を強調するパターンもあります。

これにより、演奏に厚みとグルーヴ感が生まれます!
リズムイメージはこんな感じ。
「ズンズン!ジャージャカチャカ ジャンジャー ズンズン!ジャージャカチャカ ジャンジャー」
低音をしっかり鳴らすと、一気にプロっぽいサウンドになります!
16ビートストロークに慣れてきたら、次はこれにチャレンジしていきましょう。
パターン③:アタック音をミックスする
最後は、16ビートの中にアタック音(チャッ)を取り入れる高度なパターン!

パーカッシブでカッコいいストロークが完成します。
ここで注意したいのがハイコードとローコードでのミュート方法の違いです!
- ハイコード(バレーコード)の場合→左手の力を抜くだけでミュート可能
- ローコードの場合→右手(手刀)を使って弦を押さえてミュートする必要あり
ハイコードとローコードでは、ミュートのやり方を使い分けることが大切!
ストロークにアクセントをつけるメリット

ストロークにアクセントをつけることには、単なる「テクニック以上」の大きな効果があります!
ここでは、特に初心者が知っておきたいメリットを3つに絞って紹介します。
曲に立体感が出る
アクセントを加えることで、演奏に強弱や抑揚が生まれます。
ただコードをジャカジャカ弾くだけでは、どうしても平坦な音楽になりがちですが、アクセントをつければ、音に「山」と「谷」ができて、曲全体がぐっと立体的に聴こえるようになります。

「ここで盛り上がる」「ここはやさしく弾く」など、意図を持って演奏できるようになる!
リズム感が良くなる
アクセントをつけるためには、リズムをしっかり感じながら演奏する必要があります。
自然とビートを体で感じる練習になるため、リズム感がどんどん鍛えられます!
リズムがしっかりしている演奏は、それだけで「うまく聴こえる」もの。
逆に、アクセントを無視して単調に弾いていると、リズムもヨレがちになってしまいます。

メトロノームを使った練習と組み合わせると効果倍増!
弾き語り・バンドで目立てる
アクセントをつけられると、単なる「伴奏」に留まらず、聴き手の耳を引きつける演奏ができるようになります。
弾き語りでは歌を引き立て、バンドではリズム隊の一員として存在感を出せます。
特にライブや発表の場では、「この人うまい!」と思ってもらえる一番のポイントになりますよ!

小さなテクニックで、演奏全体の印象が大きく変わる!
この3つを意識すれば、「なぜストロークにアクセントをつけるべきなのか」がしっかり腹落ちするはずです!
おわりに
ストロークにアクセントをつけられるようになると、あなたのギター演奏は見違えるほど表情豊かになります!
同じコード進行でも、リズムにメリハリが生まれ、自然と聴く人を引き込む演奏ができるようになります。
まずは今回ご紹介した6つの簡単テクニックから、自分の演奏に取り入れやすいものを練習してみましょう!
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