弾きたい曲のCコードが綺麗に押さえれない…綺麗に鳴らない…
ギターの初心者難関コードであるFコードは有名でありますが、Cコードもかなり難しい部類だと個人的には思っています。
ギターのコードを覚える中で、Cコードは基本中のキホン…。なるべく早く覚えて押さえれるようになりたい気持ちはわかります。しかし、焦らずしっかりと仕組みを覚えていきましょう。
まず結論から言ってしまうと…
爪を切って、フレット寄りに指を置きながら、かつ、指を起こして脱力して弾く!
文字に起こすと、とてもややこしく感じますが…詳しく解説していきますので、ご安心を。
Cコードの仕組みを理解するということは、これからのギターライフにも大きく影響しますし、仕組みさえ理解できれば、意外と簡単なコードなので「挫折しそう…」といった悩みを抱えている方の不安も解消されます。
私自身もCコードが綺麗に押さえれない、鳴らない状態で1ヶ月ほど経った頃、やっと仕組みが分かりました。
そんなギター歴9年の私がどうやってCコードを克服していったのか、今回はギターを始めた方が初歩でCコードにつまずきにくい方法を紹介していきたいと思います。
目次
Cコードの押さえ方
まずは、Cコードの押さえ方が合っているのかどうかをもう一度確認してみましょう。
Cコードのコードダイアグラム(図)。
実際の押さえ方がこちら。
ダイアグラムとはコードを図で分かりやすく示したものです。こちらの図と写真を参考に、今の自分のCコードは押さえ方が合っているのかどうかを確認してみましょう。
Cコードが押さえられない原因と対策
Cコードのダイアグラムを見て押さえるけど、綺麗な音が出ない!とお悩みの方。
Cコードが鳴らない原因、それは…
などの原因があります。
しかし、よく考えるとギターを始める前までは、複数の細くて硬い糸を指で押さえるなんてことを人生の中で経験したことがある人のほうが少ないかと思います。
なので、コードが綺麗に鳴らないのは初めは当然のことなのです。
鳴っていない箇所はどこなのか?どうすれば鳴るのか?を指をちょっとずつ移動させてみたりしながら、ゆっくりと一弦ずつ弾きながら確かめていきましょう。
一弦が綺麗に鳴らない
一弦が綺麗に鳴らない!弾く時にプツっとした音が出てしまう方。
人差し指の押さえる場所の確認をしてみましょう。これをやるだけでも格段に違いますよ。
このままでは一弦に人差し指の腹が当たるので、指を移動させてみましょう。
こうすることで、一弦と指の間に隙間が出来て綺麗に音が出るようになります。
鳴らないのはギターが問題?
キレイにCコードが鳴らない原因として、ギター自体に問題がある場合もあります。
よくあるので言うと、「ギターの弦高が高すぎる」「弦が太くて押さえにくい」といった問題です。
参考記事:【画像で解説】ギターの弦交換の仕方
弦高の目安
弦高とは、弦とフレットとの間の高さのことです。
ギターの弦高が高すぎると、押弦がとてもしにくい為、コードを押さえる力をさらに必要とします。
一般的に弦高の高さは、アコギの場合であると、12フレットの弦高が2.5mmが最適だと言われています。
お使いのギターの弦高はどれほどの高さなのか?を知りたい場合は、物差しを使って12フレットの上から何mmなのかを測ってみましょう。
弦のゲージが太い
弦のゲージ(太さ)も太いものより、細いものの方が押弦しやすく、チョーキングやハンマリングなどの特殊な奏法にも最適です。
アコギの弦ゲージの種類は、ヘヴィゲージ、ミディアムゲージ、ライトゲージ、カスタムライトゲージ、エクストラライトゲージと色んな種類があります。
アコギで始めたばかりで弦を選ぶなら、私のおすすめとしてはカスタムライトゲージです。
弦も太過ぎず、押弦もしやすい。
さらに、高音域の音もよく伸び、遠くまで音を出したい時も張りのある音を出してくれるのでオススメです。
X(ミュート)のやり方とチェック方法
Cコードには、X(ミュート)と呼ばれるテクニックが重要です。
ミュートとは、弦を押さえずに軽く触れることで弦が振動することを防ぎ、不要な音を消音する役割を果たします。
私は、これを知らずに半月以上を費やし、6弦E音を鳴らした状態でCコードを弾いていました。
6弦は鳴らさないようにすればいいだけではありますが、演奏時に5弦からを狙って弾けるようにするには技術、集中力を要します。なので、正しいミュートの方法を覚えていきましょう。
正しいX(ミュート)のやり方
- Cコードを押さえる。
- 2フレットの6弦を親指の腹で軽く触れる
- 各弦を個別に鳴らしてみる。
- 6弦以外が鳴っていればOK!
親指に力が入りすぎないように、指の配置やミュートの力加減を調整してみてください。
正確なミュートのテクニックを身につけることで、クリアでメリハリのある演奏が可能となりますよ。
ピックの持ち方を知りたい方はこちら↓
まとめ
今回は、Cコードを押さえれるようになるまでに一ヶ月を要した私が、もっとこうすれば良かったな、理解しておけばもっと早く弾けたな、と思ったことを踏まえてCコードの正しい押さえ方、ミュートの仕方などを解説いたしました。
なかなか上手にCコードが押さえられない!ミュートをしようとすると力加減が上手くできず綺麗な音が出ない!とお悩みの方にとって、参考になれば幸いです。
この3つのポイントを意識してCコードを押さえるようにしてみてください。
Cコードの攻略は一日で出来るものではないので、ゆっくりと一弦ずつ確認をしながら、練習を行っていきましょう。
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