アコースティックギターを長く良い音で楽しむためには、定期的な弦交換が欠かせません。しかし…

「難しそう」

「めんどくさそう」
と感じて、つい後回しにしていませんか?

弦交換は、正しい手順と道具を知れば誰でも簡単にできる作業です!
この記事では、初心者の方でも自宅で簡単にできるアコギ弦交換の方法を、画像付きでわかりやすく解説していきます。
弦交換に必要な道具から、安全な捨て方まで、6つのステップで完全サポート!
今日からあなたも、自分で弦交換ができるようになりますよ!
弦交換に必要な道具を準備しよう

まずは、弦交換に必要な道具をそろえましょう。
事前に準備しておくことで、作業がスムーズに進みます!
用意するもの
これだけあれば、基本的な弦交換は自分でできます!
新しい弦:エリクサー「カスタムライト」
エリクサー弦はコーティングが施されていて、サスティーン(音の伸び)と耐久性が抜群。
初めて弦を選ぶ方にも自信を持っておすすめできます!

音が長持ちするので、頻繁な弦交換が面倒な方にも◎
ニッパー&ストリングワインダー一体型ツール

ストリングワインダーとは、弦をペグに巻く作業をサポートする便利アイテム。
最近では「ニッパー」「ストリングワインダー」「ブリッジピン抜き」機能が一体になったアイテムも販売されています。
これ1つ持っておけば、弦交換作業がぐっと楽になります!

特にブリッジピンが硬いアコギには、専用ツールがあると安全・確実!
最初に道具をしっかり揃えるだけで、弦交換のハードルは一気に下がります。
まずはこの3点を用意して、弦交換デビューに備えましょう!
弦交換の6ステップ解説
それでは、アコギの弦交換を実際に進めていきましょう!
作業は6つのステップで完了します。
Step1. 弦を緩める
まずは、ストリングワインダーを使ってペグを回し、弦をしっかり緩めます。

ある程度緩んだら、ニッパーで弦をカットしましょう。


弦をピンと張ったまま切ると跳ねて危険なので、必ず十分に緩めてからカット!
Step2. エンドピンを外す
緩めた弦を取り外すために、ブリッジに刺さっているエンドピンを外します。
このとき、ストリングワインダーのピン抜き機能を使うと、手を痛めず安全に外せます。

ブリッジピンが外せたら、念のため6弦~1弦までの順番で保管するようにしましょう。

※作業中に順番が分からなくなり、順番通りにピンを挿してしまっても特に問題はありません。一応、元の場所に戻すという気持ち的なところです。


【注意】リモコンや硬い物で無理に押し上げると、ピンやギターを傷つける危険があります。
※サウンドホールが真ん中にない場合も、このストリングワインダーがあれば、すぐに弦交換が出来ますね。
Step3. 古い弦を外して新しい弦を張る
古い弦をすべて取り外したら、いよいよ新しい弦を張っていきます。


「交換する弦の順番はどこからがいいのか?」
と耳にしますが、特に順番はありません。好きな順番で張り替えましょう。
ただ、6弦だったところに1弦を張ってしまったなどの場所間違いには注意しましょう。

弦のボールエンド(輪っか部分)を少し曲げておくと、ピンが安定しやすくなり作業がスムーズです。

ボールエンドから入れ、ピンを差し込みます。

エンドピンをそのまま差し込み、さらに弦を引っ張ってピンが抜けないことを確認したら次の弦も同じようにやっていきましょう。
Step4. ペグに弦を通して巻く
次に、ペグの穴に弦を通して巻いていきます。


3~1弦は、弦が細く切れやすい為、2フレット分引っ張って弦を巻くようにしましょう。
次に回しやすいように弦を上方向に折りましょう。

折れたらペグを巻きましょう。巻く際には、手で回しても構いませんが、ストリングワインダーがあると便利ですね。

巻き方も方向がありまして、6~4弦は上方向、3~1弦は下方向にペグを回します。弦は外側へ流すイメージで覚えておくといいかもしれません。


ペグを回すときに、弦が動いてなかなか自動的に回ってくれないので、ペグを回す時に一緒に弦も持っておくといいかもしれませんね。
Step5. すべての弦を張り終える
すべての弦を張ったら、ストリングワインダーを使って各弦を適度に巻き上げます。


弦がダルダルになっていないか、ピンがしっかりハマっているかも確認しましょう!
Step6. チューニングして完成

最後に、チューニングをして弦交換作業は完了です!
新しい弦は伸びやすいので、

このストレッチ作業をしておくと、音程が早く安定します!
廃棄する弦の安全な処理方法

弦交換が終わったあと、古い弦の処理も忘れてはいけません。
弦は硬く、先端が鋭いため、そのまま捨てるととても危険です。
ゴミを回収する方や自分自身がケガをしないためにも、きちんと安全に処理しておきましょう。
ガムテープで巻く
古い弦を小さく丸めたら、ガムテープでぐるぐる巻きにして捨てる方法が手軽です。
これだけでもかなり安全性が高まります!
ペットボトルなどの容器に入れる
もうひとつ安全でおすすめなのが、空のペットボトルやプラスチック容器に入れる方法です。
蓋ができる容器なら、さらに安全・衛生的ですね!
まとめ
アコギの弦交換は、最初は少し戸惑うかもしれません。
でも、手順をひとつずつ丁寧にこなしていけば、誰でも自分でできるようになります。
それだけで、あなたのギターライフはもっと自由で楽しいものになります!
今日からぜひ、自分の手で弦交換デビューをしてみましょう!
自分でメンテナンスできると、ギターとの距離もグッと縮まりますよ。
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