ギターを弾く上で、正確なチューニングは大切な要素ではありますが、毎回ギターのチューニングをするのを忘れてしまう時はありませんか?
自分が使っているギターにつけっぱなしにしておけば、弾く時に毎回忘れがちになるチューニングをすぐにできる!
すでにやっている方もいらっしゃるかもしれませんが…。
特に初めの頃は、自分は正しい音程で演奏していると思っていても、他の人が聞いてみると音程が下がっている、もしくは上がってしまっている状態になっていることがあります。
これは、ギターという楽器がチューニングがすぐに狂いやすい楽器ですので仕方のないことです。
そしてそのままで弾き続けることは間違った音程で覚えてしまうなんてことになりかねません。
今回、この記事では
この3つについて詳しく解説します。
目次
チューナーの役割と種類
チューナーの役割
チューナーは、楽器の弦や音源の音高を正確に測定するための道具です。正確な音程を維持することは、楽器が美しい音を出し、他の楽器や音楽と調和するために不可欠です。
ギターを演奏するときはには、正確な音程を保つために毎回必ずチューニングをすることを癖付けていこう。
チューナーの種類
ギターのチューナーには様々な種類があります。
チューナーの種類 | チューナーの特徴 |
---|---|
クリップタイプ | シールドが不要であり、ギターのヘッドなどにクリップを挟むだけでチューニングできる簡便性の高さ |
ペダルタイプ | シールドを接続して足元のペダルをONにすると、視認性の高いLEDライトでチューニングが出来る。主にスタジオなどでの使用が主になる。 |
カードタイプ | 本体の内蔵マイクで音を拾ったり、シールドを挿入してカードタイプチューナーの画面を見ながらチューニングが出来る |
チューナーアプリ | スマホでスピーカーから音を拾い、いつでもどこでもチューニングが出来るアプリ。 |
上記の4つ以外にもまだまだ種類がありますが、今回はクリップチューナーに焦点を当てて説明していきます。
クリップチューナーをつけっぱなしにするメリット
ギターにクリップチューナーをつけっぱなしにすることには以下のようなメリットがあります。
常に正確な音程を確認できる
クリップチューナーをつけっぱなしにすることで、演奏中にも常に正確な音程を確認することができます。
クリップチューナーの画面やLEDインジケーターが示すギターの音程を参考にしながら演奏することで、様々なシーンでの音ズレを防ぐことができます。
例えば、演奏中に音程がズレたままだと、他の楽器との調和しなくなったりします。
ギタープレイ後もしっかりとチューニングを確認することを意識してみると、より安定した演奏が可能になります。
いつでもチューニングをするという癖付けができる
ギターという楽器は弾くたびに音程がずれます。ギターの特徴でもありますよね。
しかし、チューナーを接続するのが面倒…チューナーアプリを開いてわざわざチューニングするのが面倒…と思うときもあります。
クリップ型であれば、つけっぱなしでOK!ついでにチューニングを行うという癖付けにもつながり一石二鳥です。
耳が良くなる
これは私も体感していることなのですが、毎回チューニングを行っていると、ずれている音程をすぐに聞き分けられます。ギターを持って、弾いてみて…
ん?と思い、チューニングを行うと音程がずれていた。
といった感じで、「分かった」といった少しのことですが、自分自身の成長を感じる瞬間でもあります。
耳が良くなるということは、他の楽器との調和も取りやすいのです。
ギターの弦は演奏中や弾いていない時にも徐々に緩んでいくことがあります。これは、弦が伸びたり熱や湿度の変化によって影響を受けるためです。
しかし、クリップチューナーをつけっぱなしにしておけば、いつでも手軽に音程を合わせることができるため、その点においてはメリットですね。
チューナーをつけっぱなしにする際の注意点
ただし、チューナーをつけっぱなしにする際には以下の注意点にも留意する必要があります。
クリップチューナーが電池駆動の場合、長時間使用すると電池が消耗します。定期的に電池の交換を行いましょう。
クリップ型チューナーはボタン電池で駆動することの方が多いため、説明書などを見て記載にある電池を事前に購入しておきましょう。
チューナーによっては、電池の残量を表示してくれたりするものもあるため、そちらの方が使いやすい場合もあります。
クリップチューナーに限らずですが、ギターの共鳴や周囲の音によって正確さが影響を受けることがあります。
特に騒音の多い環境では、チューナーの読み取りが正確でなくなる可能性があります。そのため、できるだけ静かな場所でチューニングすることをおすすめします。
周囲の音がチューナーに影響を与えると、正確な音程を判断するのが難しくなります。
例えば…バンドのリハーサルスタジオやライブ会場などでは、他の楽器やマイクからの音がチューナーに反射して正確さが損なわれることがあります。ですので、静かな環境でチューニングすることが重要です。
チューナーをつけっぱなしにしてギターをギターケースへ収納する際には注意しましょう。
ギターケースに収納する際に、チューナーが強い力によって損傷する可能性があるため、慎重に扱う必要があります。
ギターを収納する際にはチューナーの突出に注意しましょう。ギターケースの内部に十分なスペースがあるか確認しないと、私みたいに収納時に手がぶつかり、チューナーを落として液晶が割れてしまうこともあります…
特にクリップ式チューナーは、クリップ部分が直接ギターのヘッドストックやボディに接触するため、長時間使用すると塗装に影響が出る可能性があります。
クリップの内側にはゴムやプラスチックなどの保護材料がある場合がありますが、それでも時間が経つと摩擦により微細なキズやスレが生じることがあります。
高品質な塗装やデリケートな仕上げのギターの場合は、このような影響が顕著に現れることがあります。
チューナーをつけっぱなしにする際は、定期的にチューナーの位置を変えたり、ギターの別の箇所にクリップすることをおすすめします。これにより一部の箇所に過度な摩擦が生じるのを防ぎ、ギターの塗装の保護に役立ちます。
おすすめチューナー3選
【D’Addario ダダリオ】PW-CT-17クリップ・チューナー
シンプルなフォルムでありながら、カラーバリエーションも豊富です。フルカラーでチューニングが出来るため、視認性も抜群。
Fender FT-1 Pro Clip-On Tuner クリップチューナー【フェンダー】
こちらもシンプルなデザインであります。しかし、世界のFenderから出されている商品、ヘッド裏にも取り付け可能でありディスプレイ部分と、首部分が独立して360度回転し目立たないヘッド裏に取り付けて使用することも可能です。
KORG(コルグ)Pitchclip 2
コルグから発売されているクリップ型チューナー。なんと24時間連続駆動の優れものであり、チューナーをつけっぱなしで使用するにはぴったりです。
チューナーの使い方とチューニングの基本
チューナーの使い方を一緒におさらいしておきましょう。
基本的に一般的に使われる周波数は440Hzで合わせてチューニングを行いましょう。
ギターヘッド先端部分にチューナーをはさみましょう。チューナーの画面には、現在の音程を示す針やLEDが表示されます。
ギターの弦を上から順番に鳴らし、チューナーの画面を確認しながら音程を合わせます。針やLEDが中央に合うように調整すると、正確な音程になります。
上から6番目の弦(最下部の太い弦)から順に、E、A、D、G、B、Eの音程で合わせていきましょう。
太い弦から順に | 覚え方 |
---|---|
6弦 | E(い) |
5弦 | A(え) |
4弦 | D(で) |
3弦 | G(げーむ) |
2弦 | B(ぼー) |
1弦 | E(い) |
チューニングをする際に、いちいち調べてどこがどんな音だったっけ?と携帯を開いて…なんて時間をとってしまうとせっかく弾きたいと思っていても、そのモチベーションが逆に下がってしまいますよね。
なので、語呂合わせで覚えていきましょう。
私は上の表のように「い え で げーむ ぼー い」と語呂合わせで覚えました。
まとめ
ギターのチューナーをつけっぱなしにすることには、いつでも正確な音程を保てる、耳が良くなるなどのメリットがあります。
チューナーの損傷や塗装剥げなどのデメリットもあるため注意する必要があるので、つけっぱなしで使用する際には上記のポイントに気を付けましょう。
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