ギターのストロークパターンを覚えて引き出しを増やすことで、様々な曲に対応できるようになります。
例えば…
と、曲によってパターンを変えることが出来ると、自然と曲に合わせてギターストロークをすることが出来ますよ!
さらに、ギター弾き語りだとストロークパターンの引き出しの多さは、とても大事な要素です。
ギターが目立つ場面で一つのストロークでアプローチするより、二つ以上のパターンを使って弾くと、なんか「楽曲になってる」といった具合で、ストロークパターンの引き出しも多い方が聞き手も飽きないのです。
今回の記事では…
この3つの要素を詳しく見ていくと、ギターのストロークを覚えながら、「この曲には、このパターンが合う」とすぐに分かるようになりますので、ストロークが上手くなるようなヒントになれば幸いです。
目次
ストロークの仕方を知ろう
さっそくですがギターのストロークには基本的に4ビートストローク、8ビートストローク、16ビートストロークが代表的なストロークであります。
ここでは8ビートストロークと、16ビートストロークについて解説していきます。
8ビートストローク
8ビートストローク
8ビートとは4分の4拍子において、リズムの基本単位が8分音符であるビートのことです。 「ジャカジャカジャカジャカ」と繋げて弾くと、8ビートストロークになります。
次に、8ビートストロークのストロークの派生パターンを2つ紹介します。この2パターンは使う頻度が高いので覚えておくと、とても便利ですよ!
パターン①
8ビートストロークと言えばの王道パターンです。
口ずさむと、「ジャーン ジャジャ ジャジャジャジャ」となります。
一拍目と三拍目の強拍に合わせて、弾き方のアクセントをつけると、序盤から聞き手を引き込ませることが出来ます。
曲によっては、アクセントをつける拍が違うので、一度このストロークパターンで弾いてみて、どこにアクセントをつけるかを自由に選んでみましょう。
パターン②
これは、シンコペーションというアクセントを混ぜた8ビートストロークです。
口ずさむと、「ジャーン ジャジャーン ジャジャジャ」となります。
アップストロークをする際にアクセントをつけて弾くと、曲の雰囲気もガラッと変わるので練習してみましょう。
- Qシンコペーションとは?
- A
簡単に言うと、アクセントをつけるということ。通常リズム進行の小説の頭(1拍目)にくる強拍をあえてズラして弾くことで聞き手に印象を残す奏法。
16ビートストローク
16ビートストローク
16ビートとは4分の4拍子において、リズムの基本単位が16分音符であるビートのことです。
次に16ビートストロークのストロークの派生パターンを2つほど見ていきましょう。
パターン①
16ビートのシンコペーションを混ぜたストロークパターンです。ポップスなどの曲にはとてもよく合いますよ。
口ずさむと、「ジャンジャンジャン ジャジャーン ジャジャン ジャンジャジャ」になります。
このパターンは必殺のストロークと言ってもいいほど、使用頻度も高いので覚えておいて損はありません。
パターン②
こちらもパターン①と少し似てはいますが、よく使用されるパターンではあります。
口ずさむと、「ジャンジャン ジャジャジャジャ ジャンジャン ジャジャジャジャ」になります。
空ピッキングを意識して練習していくと、タイミングを正確に掴めるようになりますよ!
番外パターン
こちらは半小節でコードが切り替わる際によく使うストロークパターンです。
例えば…
あいみょんさんの「君はロックを聴かない」という曲のサビ中にもこのパターンは使用されていますね。
「…~君はロックなんか聴かないと思うけれども」という歌詞の太字箇所に上記のストロークパターンが当てはまります。
綺麗にストロークを弾くために
ダウンストロークは割と簡単でも、アップストロークが混ざると急に難しくなりますよね。
そんな時はピックの持ち方を少し変えてみるだけでもなかなか違います。そして、力を入れすぎないこと。
さらに、おすすめの練習としては、ダウン・アップストロークのみ弾くといった練習があります。
4ビートストロークで練習
私もストロークが出来なかった時は、ものすごく遅いスピードで、4ビートストロークを一生懸命に練習していました。
ダウンストロークのみでまずは、練習していきましょう。
慣れていくと、次はアップストロークのみで練習していく…など、ストロークの各部分を分けて練習してくと、効率よく上達していくことが出来ます。
アップピッキングが上手くいかない時
ストロークの練習中にアップストロークでいつも弦に引っかかって上手に弾けない…とお悩みのかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
弦への引っ掛かりの解決法としては…
全部の弦を弾こうとしないこと。
これを意識付けることで、引っかかることなくアップストロークを自在に操れます。
アップストロークは基本的なイメージとして…1~2弦、または3弦まであたりを弾いて通るイメージでストロークをしてみましょう。正直、低音弦なんてまったく通りません。
今お悩みの方も、もしかしたら「アップストロークも、ダウンと同じように全弦を弾かないといけないのか…」と思ってはいませんか?
ピックが引っかかってうまく弾けない方は、手を振り上げる際に、高音弦をちょっとかすめていく、くらいに思ってやってみましょう。
曲によってストロークを使い分ける
ストロークパターンはリズムや曲のテンポによってもパターンを変えた方がその曲とマッチしやすいです。
次にストロークパターンを使い分けるとどんな曲が弾けるのかを見ていきましょう。
8ビートストロークに合う曲
先ほど紹介した8ビートストロークですね。このストロークに合うような曲といえば…
- スピッツ ー 「空も飛べるはず」
- BEN.E.KING ー 「Stand By Me」
- サザンオールスターズ ー 「真夏の果実」
- エレファントカシマシ ー 「今宵の月のように」
などがこのストロークパターンで弾くことが出来ます。もちろんこれらの他にも8ビートストロークパターンが当てはまる曲はありますので、探してみましょう。
16ビートストロークに合う曲
16ビートストロークはポップスなどに強いストロークパターンですよね。これに合う曲といえば…
- スピッツ ー 「チェリー」
- ゆず ー 「夏色」
- あいみょん ー 「マリーゴールド」
- 椎名林檎 ー 「丸の内サディスティック」
などの曲が挙げられます。
ストロークパターンを変えることで、様々な曲に対応できるので、ぜひパターンを覚えていきましょう。
まとめ
今回はギターのストロークパターンの解説をしていきました。
きれいにギターのストロークパターンを弾きこなすコツとしては…
パターンを知り、引き出しを増やすことが様々な曲に対応するための必要な要素なので、これらを意識しながら、練習をしていきましょう。
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