「歌を歌いながらコードチェンジする」
実はこの“歌いながら弾く”というスキルは、ギター初心者だけでなく、中級者にとっても大きな壁です。
ギターのコードを押さえること、リズムをキープすること、そしてメロディーを歌うこと。この3つを同時に行うのは、まさに“脳内マルチタスク”。
でも、安心してください。難しく感じるのは“順番”と“やり方”を間違えているだけ。
この記事では、歌いながらスムーズにコードチェンジをこなすための具体的なコツと、誰でも実践できる3つのステップをご紹介します。
- 歌詞とコードの“タイミングのズレ”を正しく合わせるコツ
- 弾き語りが苦手な人のための“段階的な練習方法”
- 録音を活用して、演奏のズレやクセを客観視する方法
ステップ1:歌詞とコードの関係をしっかり理解する

弾き語りで最初につまずくのが、「コードをどのタイミングで鳴らせばいいのか分からない」という問題です。
譜面ではコードが歌詞の上に並んでいますが、そのままのタイミングで鳴らしても、実際に歌ってみるとズレて感じることがあります。
例えば、あいみょんさんの「マリーゴールド」の冒頭を見てみましょう。
しあわせだ
F G
むぎわらの ぼうしの きみが
C G
譜面上では「むぎわらの」の「の」の上にCコードが来ていますが、
実際には「の」と伸ばした次の音(母音「ぉ」)にCコードを鳴らした方が自然にリズムに合います。
こうした“実際の歌とリズムのズレ”を意識しながら、
を、耳で確認していくことが大切です。

譜面に書かれたコード位置は「目安」。最終的には自分の耳でしっくりくるタイミングをつかむのがコツです。
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ステップ2:反復練習は“ゆっくり&部分的に”

歌いながらコードチェンジができない原因の多くは、いきなり全部をやろうとすることにあります。
まずは以下の2つを意識してください。
テンポを落とす
最初は、普段よりかなりゆっくりしたテンポ(BPM60〜70)で練習しましょう。
「弾く」「歌う」「コードを押さえる」すべてに余裕を持たせることで、頭と体が慣れていきます。
曲の一部分だけを繰り返す
いきなりフルコーラスはNG。まずはサビだけやAメロ1フレーズなど、短いパートに絞って練習しましょう。
「むぎわらの〜ぼうしの〜♪」だけを5分繰り返す、という感じでOKです。
- あいみょん「マリーゴールド」→Aメロだけ
- スピッツ「チェリー」→サビの4小節だけ
- ゆず「栄光の架橋」→イントロ+1フレーズ
練習時間の目安は?
繰り返し練習する時間の目安として、1回10分〜15分の反復練習を、1日1〜2セット程度でOK。
「できるまで繰り返す」ではなく「気楽に触れる」が続けるコツです。

一度に全部やろうとしない。「ゆっくり・短く・繰り返す」が上達の近道です。
ステップ3:録音して“ズレ”を客観視する

歌とコードチェンジを合わせる最終段階では、自分の演奏を録音して聴き返すことが非常に効果的です。
人は、演奏中にはなかなか自分の“ズレ”に気づけません。
でも、録音して後からそれを聴くと…
こうなります。ただし、それが最初は普通です。
なので、録音する際には、以下のポイントに注意して行いましょう。
録音した曲のおすすめの聴き方
録音した曲をダメだ~と聞きながすのではなく、一つ一つ区切って問題点はどこだ?と探してみることをおすすめします。
- 普通に聴く(全体の印象)
- 歌だけに集中して聴く
- ギターだけに集中して聴く
- リズムとノリを意識して聴く
このように視点を変えながら何度か聴き直すと、自分の課題がどんどんクリアになります。
最初は自分の声や演奏に違和感を覚えるかもしれませんが、それは成長のチャンスです。
録音→確認→微修正——このサイクルこそが、弾き語り上達の加速装置になります!

歌を歌いながらコードチェンジを行うこと自体が、かなり高度なテクニックです。
最初は難しく感じることが多いですが、継続的に練習をしていきましょう。
まとめ
難しく感じるのは、できるようになる直前の証拠です。
1日10分からでいいので、まずは“好きな1フレーズ”を、歌いながらゆっくり弾いてみましょう。
あなたのギターと歌がひとつに重なる瞬間は、すぐそこにあります。
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