突然の雨や風でギターが濡れてしまったとき、どの部分がダメージを受けやすいのか気になりませんか?
この記事では、ギターが雨や湿気で濡れた場合の影響と、部位ごとの対処法について詳しく解説します。
ギターを長く良い状態で保つためには、適切な対応が必要です。早めの対策で、楽器を守りましょう!
目次
ギターが濡れるとどうなるのか?
雨や湿気でギターが濡れると、ウッド部分や金属パーツ、電気系統に影響が出ます。
ウッドが水を吸収すると、膨張や変形が生じることがあります。また、ピックアップやジャックなどの電気系統が錆びるリスクもあります。
放置すれば、音質の変化やネックの反りなど、楽器全体に悪影響が出る可能性が高いです。
- ウッド部分が膨張し、音質や演奏感に影響
- 金属パーツが錆び、演奏が困難に
- 電気系統が故障し、音が出ない可能性
部位ごとのダメージと対処法
ボディ(ウッド部分)
ギターのボディが水を吸収すると、木材が膨張し変形します。すぐに拭けるなら大丈夫だと思いますが、放置してしまうと、素材(木)が水分を吸収してしまいます。
それにより湿気の影響で弦高が上がったり、音質がこもってしまうことがあります。
また、アコギであれば、中だけは濡らさないように気をつけましょう。
万一濡れてしまったらどうなるかというと、内部は塗装も何もされていない状態なので、すぐに水分を吸収し、音色の変化、膨張などの原因になります。
ピックアップやジャック(電気系統)
電気系統に水が入ると、錆びやショートの原因になります。すぐには故障しなくても、後々トラブルが発生することがあります。
ライブや、ステージなどでギターが濡れる場面などがありますが、あれは専用に用意されているギターですので、できるだけ濡らさないようにしましょう。
ネック
湿気によってネックが反ってしまうと、音程の狂いや弾き心地に違和感を感じることがあります。
濡れてしまったときの応急処置
ギターが濡れた場合、最初にすべきことは、すぐに水分を拭き取ることです。
乾燥剤を使ってケース内の湿度をコントロールするのも有効です。
- すぐに拭く…乾いたタオルや布で水分をしっかり拭き取ります。
- 自然乾燥…乾燥剤をケースに入れ、風通しの良い場所で乾かします。
- 電気系統は慎重に…電気系統が濡れてしまった場合は、分解せずに専門家に見てもらいましょう。
ギターを湿気から守るための予防策
- 乾燥剤の使用: ギターケースの中に乾燥剤を入れて湿度をコントロールしましょう。
- 防水カバーを活用: 雨の日の持ち運びには、防水カバーやビニール袋でギターを包むと安心です。
- 温湿度管理: 室内の湿度を一定に保つため、湿度計を設置し、50%前後を維持するのが理想的です。
まとめ
ギターが濡れると、ウッド部分や電気系統にダメージを与え、音質や演奏感に影響が出ることがあります。
濡れてしまった際にはすぐに対応し、自然乾燥させることが大切です。
乾燥剤や防水対策を行い、日頃からギターを湿気から守るよう心がけましょう。
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