ギターの楽しみ方の一つとしてバッキングトラックを流しながらアドリブをして遊ぶ方法がありますよね。
ペンタトニックや、メジャースケールを覚えたけど、いまいち使い方が分からないといった方。
それっぽい演奏にならないと悩んではいませんか?
アドリブをする上で大事なことをお伝えしようと思います。結論から言うと…
アドリブするなら「テーマ」を決めてみましょう!
…テーマってなんだろう?
ここで言うテーマとは、別名「リフ」とも言われていますが、一体どういう意味なのでしょうか?
これから詳しく解説していきます。
【PR】
ギターアドリブが出来るようになるには?
まず、ギターのアドリブが出来るようになるためには、3つの要素が必要になります。
アドリブをする上でこの3つの要素が複雑に絡んでいくと、アドリブが出来るようになります。
そしてこの3つのうちのスケール内でフレーズを弾けるようになるためにどのような練習をするべきなのでしょうか?
答えは、曲の「テーマ」を決めてみる。です。そのテーマとはどういったものなのでしょうか?
テーマって?
ギターアドリブで大事な要素、「テーマ」。
テーマとは、繰り返し使うフレーズのこと。別名リフとも呼びます。
そのテーマが入っているもので、セッションなどでも使用される有名な楽曲として、
などの曲があります。これらはアドリブセッションにおけるスタンダードな曲でもあります。
一発撮りでリズムもヨレていますが…Isn’t She Lovelyという曲でアドリブをして遊んでみました。
Isn’t She Lovelyは最後にペンタトニックスケールを駆け上がるフレーズが特徴的ですよね。
このフレーズがいわゆる「テーマ」と呼ばれるものです。
もともとは歌ものの曲ですが、魅力的な歌とコード進行でいつしかギターのセッションスタンダード曲になりました。
ペンタトニックスケールを覚えたら、ブルースバッキングに飽きてきたら次にこの曲で遊んでみるのもいいかもしれませんね。
他のバッキングトラックでも
既存のセッションスタンダードのテーマでアドリブも楽しいですが、他のバッキングトラックで自分でテーマを作ってアドリブで遊ぶのも、とても楽しいですよ。
例えば…Cメジャーペンタトニックを使用したバッキングトラックで「テーマ」を決めて遊ぶ場合…
Gmaj7→Gm6→F#m7→Bm7のコード進行でテーマを決めて遊んでみると…
簡単なド、レ、ミなどでフレーズを作ってみて、バッキングトラックに組み込んでみましょう。
そして、その上で他のポジションを鳴らして遊んでいくイメージでアドリブをしてみましょう。
動画内、いちばん最初の「タラララ、タッター」と弾いていますが、今回はそこをテーマとして、アドリブを弾いてみました。アドリブ中にもう一回このフレーズを挟んでいます。
こちらの本はアドリブに興味が出てきた、始めたての方におすすめの本です。アドリブする上で必要なことや、考え方なども記載されています。
テーマの作り方
次に、弾きたい曲にテーマを付ける場合、そのテーマ(リフ)がなかなか出てこない、そんな時もありますよね。ただ、フレーズを弾くだけでは少しバラバラな演奏になるかもしれません…。
この場合には、結論としていろんな曲を聴いてみる。という方法をおすすめします。
それはなぜかと言うと、みなさまはギターのフレーズはどのように増やしていっていますか?引き出しを増やすために色んな曲を聴いたり、ギターフレーズ集などから集めたりしているかと思います。
ただ、その中でも、インストゥルメンタルなどのジャンルの音楽を聴くと、グッとくる、真似したくなるフレーズが見つかるかもしれませんよ。
例えば、先ほどの「タラララ、タッター」というフレーズもLari BasilioさんのYour Loveという曲からヒントを得て作りました。
プロのギタリストも最初は真似をすることから始まります。
パクリじゃん、オリジナルがいい。
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ふとフレーズやリフが頭に思いつくことなんて、いろんな曲を聴いていないと出てこないことがほとんどです。
なので、様々なジャンル、歌メロやインストなどの曲を聴いて、参考にするのもテーマを作る上で一つの手です。
【PR】
まとめ
今回は、ギターでアドリブをして遊びたいという方に「テーマ」という要素について解説しました。
アドリブする上で必要なこととして…
この3つの要素のうちの「スケール内でフレーズを弾けるようになる」こと。簡単なテーマを決めてそのフレーズをアドリブで鳴らしてみましょう。
そして、テーマを決めてアドリブで遊ぶためにも、様々なジャンルの曲も聴いて、参考にすると上手く弾けるようになる糸口が出来るかもしれませんよ。
コメント