普段、ギターでアドリブをして演奏している方、もしくは、ギターアドリブをこれから始めてみた!興味がある方。
よくアドリブをして演奏するなら、「いろんな曲を聴くと良い」と耳にしますが、どんな曲を聴くとタメになるのか…?
そんな悩みを抱えている方に、今回の記事ではギターのアドリブが上手くなるために聴くと良いおすすめ音楽をご紹介したいと思います。
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目次
Can You Feel the Love Tonight(愛を感じて)/Richie Kotzen(リッチー・コッツェン)
アドリブが上手くなる音楽一つ目は、リッチーコッツェンの「愛を感じて」という曲。
この曲「愛を感じて」 (Can You Feel the Love Tonight) は、1994年公開のディズニー映画『ライオン・キング』の楽曲で、エルトン・ジョンが作曲、ティム・ライスが作詞。全英シングルチャートで14位を記録し、ビルボード100では 4位まで上昇するほどの人気曲。
この曲は、様々な有名アーティストがカバーしていますが、超絶プレイでお馴染み、ギタリスト「リッチー・コッツェン」もこの曲をインスト楽曲としてカバーしています。
よく、フィンガースタイルギターなどでカバーされがちですが、曲中にある、サビ部分に注目。
サビの明るい雰囲気のメロディは、かなりキャッチーで、引き付けられるフレーズなので、コピーしたいと思うこと間違いなしです。
keyは(E♭-F)です。サビ部分では、単音弾きのため意外とフレーズのコピーもしやすいですよ。さらに、フレーズに慣れてくると、写真の黄色のポジションで自由にフレーズを作ってアプローチしてみるのも楽しいかもしれません。

Crossroads(クロスロード) /Cream(クリーム)
アドリブが上手くなる音楽二つ目は、Cream(クリーム)のCrossroads(クロスロード) という曲。
この曲は、ブルースというジャンルにおいて定番である曲と言っても過言ではありません。
「Crossroads(クロスロード) 」は、元もと1937年にRobert Johnson(ロバート・ジョンソン)が Cross Road Bluesという曲を、クリームがロックバージョンにアレンジしたものです。
そんなクロスロードと言う曲は、1968年に「Wheels of Fire/クリームの素晴らしき世界」 に収録されており、2003年にはローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」で203位にランクインされています。
原曲のクロスロードブルースと比べ、この曲はBPM128ととてもテンポが速い曲です。
しかし、ブルースの定番曲でもあるこの曲のテーマなども含めコピーが出来るようになると、一気に楽しくなりますが、ブルースの中でもロックジャンルの部類に本曲は入ります。
なので、最初は、ブルースに慣れる意味でも、原曲の方のシャッフルリズムで練習してみてもいいかもしれません。
この曲のテンポでアドリブするならば、例えば、keyはAの場合。

このポジションでこんな風に弾いてみましょう。
Highway Tune(ハイウェイチューン)/Greta Van Fleet(グレタ・ヴァン・フリート)
アドリブが上手くなる音楽三つ目は、Greta Van Fleet(グレタ・ヴァン・フリート)のHighway Tune(ハイウェイチューン)という曲。
この曲は、2012年にアメリカで結成されたロックバンド「グレタ・ヴァン・フリート」が2017年にリリースした曲で、デビューシングルでもあります。
2017年9月にアメリカのビルボード・メインストリーム・ロックとアクティヴ・ロック・チャートで4週連続1位を獲得するなど、ホットなバンドでもあります。
ジャンルとしてはハードロック、ブルースロックとなります。まるでレッドツェッペリンを彷彿とさせるような本曲は、数々の人をギターリフから心を掴んで離しません。
中でも、ギターソロに注目。ブルースの必殺技というか、ここぞ!の時によく弾くあのフレーズが入っています。
この曲はAmなので、Amペンタトニックスケールを使います。
そしてこのフレーズはブルースだけはなく、ロックやポップスなどにも多用されているので、ぜひ覚えてみましょう。
ゆっくりと弾くとこんな感じ。
Isn’t She Lovely(可愛いアイシャ)/Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)
アドリブが上手くなる音楽四つ目は、Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)のIsn’t She Lovely(可愛いアイシャ)という曲。
この曲自体とても有名で、「あ、この曲知ってる。」と思う方もいらっしゃるかもしれません。日本でもCMにこの曲が起用されていたり、スティービー・ワンダーといえば!の曲。
もとは歌メロの曲ではありますが、ギター界隈ではこの曲はギターセッションのスタンダード曲にもなっているのです。
魅力的な曲ですので、一度聴いてみてはいかがでしょうか。
この曲はギターアドリブセッションでもよく使われている曲ですが、サビ終わりに「テーマ」と言われるフレーズが入ります。
歌の部分をギターでコピーして弾いても楽しいし、テーマまでの過程をメジャースケールやペンタスケールを使ってでオシャレに弾いてみても楽しいかもしれませんよ。
Just the Two of Us(クリスタルの恋人たち)/Bill Withers(ビル・ウィザース)
アドリブが上手くなる音楽五つ目は、Bill Withers(ビル・ウィザース)のJust the Two of Us(クリスタルの恋人たち)という曲。
この曲は、1980年に発表したアルバム「ワインライト」に収録されており、Billboard Hot 100最高2位、ARC Weekly Top 40最高1位を獲得し、グラミー賞のR&B部門を受賞しています。
こちらも、多くのミュージシャンがこの曲をカバーしており、ギターアドリブセッションでもよく演奏される広く知られている定番曲です。
この曲のコード進行は近年でもさまざまなシーンで使用されており、近年では「丸サ進行」とも呼ばれています。
その後も数々のミュージシャンによってカバーされ、現在はジャズやR&B、フュージョンなどのジャムセッションにて定番曲としてよく演奏される楽曲です。
日本でもこの曲のコード進行(Fmaj7ーE7ーAm7ーC7)はさまざまな曲に使用されており、代表的な曲で言えば…
など、有名アーティストが使用しているのが分かります。原点でもある「Just the Two of Us」一度聴いてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、ギターのアドリブが上手くなるために聴いた方がいい曲を5つご紹介いたしました。
ご存じの曲もあったかと思います。アドリブが上手く出来るようになるには、いろんな曲を聴くべきですが、聴くだけじゃなく、どんなコード進行なのか、どんなフレーズを入れているのかなどにも意識して聴いてみると、同じ曲でもまた違った角度から聴けるかもしれませんよ。
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