アコギからギターを始めた方の中には、

「エレキも気になるけど、自分には関係ないかな…」
と感じている方も多いのではないでしょうか?
確かに、アコギは1本で完結する魅力的な楽器です。
しかし、もしあなたがもっとギターがうまくなりたい!もっといろんな曲を弾いてみたい!と思っているなら、エレキを持たないのは正直もったいないです。

なぜなら、アコギとエレキを両方持つことで、ギターの楽しさ・演奏の幅・成長スピードが一気に加速するからです。
そして何より、「両刀使い」になることで、ギターそのものがもっと自由で、もっと面白くなる。
この記事では、アコギとエレキの違い・2本持ちのメリット・おすすめの導入方法まで、ギタリストの成長に直結する情報をお届けします。
アコギとエレキの違いを知ろう

アコースティックギター(アコギ)とエレキギター。
同じ「ギター」でも、実は構造から演奏スタイルまで大きな違いがあります。
まずはそれぞれの特徴を知っておくことで、「なぜ2本持ちが最強なのか?」の理由がより明確になります。
弦の太さ・ボディ構造・音の出し方の違い
比較項目 | アコギ | エレキ |
---|---|---|
弦の太さ | 太め(0.11〜0.52) | 細め(0.09〜0.42) |
ボディ | 大きくて中空 | 小ぶりでソリッド(またはセミホロウ) |
音の出し方 | 弦の振動で生音が響く | ピックアップで電気信号→アンプ |

アコギは“木の鳴り”をそのまま活かす楽器、エレキは“電気信号”に変えてアンプで音を出すシステムです。
押さえやすさと演奏スタイルの違い
エレキは弦が細くテンションが弱めなため、軽い力でコードやフレーズが押さえられるのが特徴です。
特に初心者がつまずきやすいFコードなども、エレキならストレスなく習得できる場合があります。
また演奏スタイルにも違いがあり、

このように“得意とするジャンル”が違うため、両方を使い分けることで一気に音楽表現の幅が広がります。
アンプの有無による練習スタイルの変化
アコギは楽器単体で音が出せるので、思い立ったらすぐ練習可能。
一方エレキはアンプやヘッドホンアンプが必要になりますが、その代わりに音作り・表現力の調整が無限大にできるのが魅力です。
また、ヘッドホンや宅録機材を使えば静音練習も可能なので、「夜でも思い切り練習したい」なんて人にはエレキがピッタリな場合も。
エレキを持つとアコギも上達する理由

「エレキに興味はあるけど、今はアコギ一本で頑張りたい」
そんなあなたにこそ、実はエレキを持つことでアコギの演奏力がグンと伸びることをお伝えしたいのです。
ここでは、エレキがアコギ上達に与える“3つの効果”をご紹介します。
① 押さえる力の最適化ができる
エレキギターはアコギに比べて弦が細く、テンションも弱め。
そのため、少ない力でもしっかりと音が鳴ります。
普段アコギで「無理して力んで押さえていた」コードも、エレキで弾いてみると「あれ、こんなに軽く押さえられるの?」と驚くはず。
この体験が、アコギでの力加減の見直しにつながり、無駄な力みを減らしてくれるのです。
② フレーズ習得のスピードが上がる
押さえやすく、指の移動もスムーズなエレキは、速弾きやスライド、カッティングなどのテクニック練習に最適。
難しかったコードチェンジやリズムパターンも、エレキで練習することで「指の形」がスムーズに記憶され、結果的にアコギでもサクッと弾けるようになります。
③ 音作りの感覚が身につく(ミュート・ニュアンス)
エレキでは、ミュートやタッチの加減がそのまま音に現れるため、演奏の精度が問われます。
そのため、右手のミュート、ピッキングの角度、音の粒立ち…そういった細かな感覚が自然と鍛えられていきます。
この経験が、アコギでも「歌に合わせて優しく弾く」「アルペジオで響きを整える」など、表現力を上げる“ニュアンスの引き出し”につながります。
つまり、エレキを持つことは、単に違うギターを増やすということではありません。

アコギでは気づきにくかった「演奏の無駄」や「改善ポイント」を教えてくれる、まさに“もう一人の先生”のような存在になるのです。
アコギ×エレキ2本持ちの3つのメリット

アコギとエレキ、それぞれの良さを体感すると「片方だけではもったいない」と気づく瞬間が必ず訪れます。
ここでは、2本持ちによって得られる3つの大きなメリットをご紹介します。
① スタイルの幅が広がる
アコギは弾き語りに強く、ナチュラルで優しい音色が魅力。
一方でエレキは、歪みやエフェクトによって音を“作り込める”ギターです。
シーンに応じた最適なギタースタイルを選べるようになります。
② 音楽ジャンルの好みが変わる
最初はJ-POPやフォークだけ聴いていた人でも、エレキを手に取ると不思議と興味が広がります。
エレキを持った瞬間から、「こんな音出せるのか!」という驚きが、音楽の扉をどんどん開いてくれます。

そして気づけば、Spotifyのプレイリストもガラリと変わっているかもしれません。
③ 表現力と演奏の自由度が倍増する
1本のギターでできることには限界があります。
でも、アコギとエレキの2本があれば、あなたの感情に合った音、空気感を自在に選べるようになります。
まさに“音の選択肢”が増えることで、音楽そのものがもっと自由で、自分らしいものになるのです。
1本で両方楽しめる!アコスタソニックという選択肢


「アコギとエレキの2本持ちは魅力的だけど、やっぱり管理が大変そう…」
そんな方におすすめしたいのが、Fender(フェンダー)が開発したアコスタソニック(Acoustasonic)シリーズです。
エレアコとはどう違うの?
まず混同しやすいのが「エレアコ」。
エレアコは、アコギの音をアンプで増幅できるだけの構造で、基本的には“アコギの延長”です。
一方でアコスタソニックは、アコギのようなボディに、エレキのサウンドも出せるピックアップシステムを搭載。
これにより、アコギとエレキ両方の音色を切り替えて使えるという、まさにハイブリッドギターなのです。
アンプに繋いで「エレキの音」も出せる
アコスタソニックは、アンプやエフェクターに繋ぐことで、エレキのような歪みサウンドやカッティングも表現可能。
しかも、ピックアップ切り替えで本格的なアコギサウンドとのブレンドもできるため、1本でさまざまなスタイルに対応できます。
- ライブでの切り替えがラク
- 宅録でもサウンドメイクがしやすい
- アコギの見た目でエレキっぽい表現も可能
新時代の“両刀ギター”
アコギとエレキ、どちらの良さも持ちながら、ルックスもスマートで扱いやすいのがアコスタソニックの魅力。

ライブプレイヤーからDTMer、ギター初心者まで、「1本で完結したい」「でも音の幅は欲しい」というニーズにピッタリのギターです。
もちろん通常のアコギ・エレキを2本使い分けるメリットもありますが、アコスタソニックはそれらを“効率的にまとめる”という選択肢として、非常に優秀です。
初心者がエレキを導入するためのヒント

「エレキギター、気になるけど…ハードル高そう」
そう感じている方も多いかもしれません。
でも実は、今は昔よりずっと手軽に始められる環境が整っているんです。
ここでは、初心者が安心してエレキに一歩踏み出すための3つのヒントをご紹介します。
① 安く始める方法(中古・入門セットなど)
新品のエレキギターは高価なイメージがあるかもしれませんが、最近では以下のような“初めやすい選択肢”も充実しています。
- 楽器店の中古コーナー
- Amazonなどの初心者向けセット(ギター+アンプ+チューナー)
- メルカリなどのフリマアプリ(※自己責任で要チェック)

特に入門セットは、1万円台から揃うものもあり、まずは触れてみたい人に最適です。
② 音が出せない環境での対策(ヘッドホンアンプ・宅録)

「家では音が出せないから無理…」
そんな悩みも、今は技術で簡単に解決できます。
こうした機材は、3,000円〜1万円前後で購入できるものも多く、思ったよりお手軽に“無音練習”が実現します。
③ レッスン・無料体験の活用

「独学だと続くか不安…」

「正しい弾き方がわからない」
という方には、無料体験レッスンの活用がおすすめです。
たとえば「オトノミチシルベ」では、
エレキギターに触れる“はじめの一歩”として、非常に安心感があります。
そのうえ「自分にもできるかも!」という実感が持てるのも大きな収穫です。
ちょっとした工夫やサポートを活用することで、エレキギターは“無理のない範囲で楽しく始められる”楽器になります。
まとめ
アコギからギターを始めた方にとって、エレキを導入することは大きな一歩かもしれません。
ですが、その一歩こそがあなたの音楽ライフを何倍にも豊かにしてくれる可能性を秘めています。
- アコギでは味わえなかった音作りの自由
- エレキの押さえやすさから得られる上達の実感
- ジャンルの広がりと音楽観の変化
2本を持つことで、演奏スタイル・楽しみ方・成長スピードのすべてが変わっていきます。
また、Fenderの「アコスタソニック」のような新時代のハイブリッドギターを活用すれば、より効率的に“両刀使い”を楽しむことも可能です。
始めるのに不安がある方も、今は機材やレッスンの選択肢が豊富に揃っている時代です。
あなたのペースで、あなたらしいギターの楽しみ方を広げていきましょう。

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