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カーボンギターの弦交換は難しい?必要な道具と安全なやり方を解説

社会人からギターを始める
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カーボンギターってかっこいいし軽くて便利。でも…

「弦交換ってどうやるの?」

と不安になったこと、ありませんか?

見た目が未来的なぶん、サウンドホールが中央になかったり構造が独特だったりすることで、従来の木製アコギのように簡単に弦交換できるのか、心配になる方も多いと思います。

でもご安心を。

Nyan.
Nyan.

結論から言えば、カーボンギターも問題なく弦交換できます。

ただし、通常とは違う構造に対応するために「ちょっとした道具」が必要になるのです。

この記事を読むとわかること
  • サウンドホールの位置で弦交換方法が変わる
  • カーボンギターは専用の道具があると便利
  • 弦交換時には同時にメンテナンスも行うと◎
  • おすすめ弦や道具を具体的に紹介

本記事では、カーボンギターの弦交換方法と、それに必要な道具、さらにはおすすめの弦やメンテナンス方法まで、初心者でも安心して実践できるように解説していきます。

そもそもカーボンギターとは?特徴と仕組み

カーボンギターとは、ボディやネックの一部、あるいは全体がカーボンファイバー素材で作られたギターのこと。

アコースティックギターといえば木製が一般的ですが、カーボンギターは、

  • 「反りにくい」
  • 「湿度変化に強い」
  • 「軽量で頑丈」

といった特徴があり、旅やアウトドアなど、過酷な環境でも安定して使える“次世代型ギター”として注目されています。

また、カーボンギターの構造は非常にユニークです。

たとえば、サウンドホールがボディの上部にあったり、エンドピンの内部構造が従来と異なったりと、見た目からして“未来感”満載です。

そのため、初めて見た方にとっては、

「どうやって弦交換するの?」

「手を入れる穴がない?」

といった不安も出てくるかもしれませんが、それは構造が革新的だからこその驚きであり、慣れればむしろ扱いやすいギターでもあります。

弦交換はどうやる?カーボンギター特有の注意点

カーボンギターでも、もちろん弦交換は可能です。

ただし木製ギターと違い、いくつかの“専用手順”を知っておく必要があります。

カーボンギターの中には、一般的なギターのようにサウンドホール(真ん中の穴)がない、あるいは位置が変わっているタイプも多く見られます。

そのため、従来のようにサウンドホールから手を入れてブリッジピンを押す、といった作業はできません。

ではどうするのか?

答えはシンプルで、「エンドピン抜き付きのストリングワインダーを使う」という方法が最適です。

手で無理に引っ張ると、ピンが固すぎて指を痛めるだけでなく、エンドピンやボディを傷つけてしまう可能性もあります。

実際に必要なアイテム
  • エンドピン抜き(ストリングワインダーに付属がベスト)
  • ニッパー(弦を切る)
  • ペグ回し(弦の巻き取り)

これらが1つになった多機能メンテナンスツールも多く販売されていますので、1つ揃えておくと安心です。

Nyan.
Nyan.

注意点としては、必ず弦を緩めてから作業すること

張ったままピンを引き抜こうとすると、思わぬ破損の原因になります。

弦交換のついでにやっておきたいメンテナンス

弦交換は、ギター全体をリフレッシュする絶好のタイミングです。

せっかく弦を外すのなら、普段は触れにくい場所のメンテナンスも一緒にやってしまいましょう。

やっておきたい3つの基本ケア

  • ギターボディのクリーニング
  • 指板の手入れ(特にローズウッド・エボニー系)
  • フレットの磨き

上記の3つを弦を張る前に行うようにしましょう。

ここに注意

ポリッシュを使う際は、塗装の種類に合ったものを選ぶようにしましょう。

素材によっては変色・艶落ちのリスクもあります。

おすすめの弦は?カーボンギターに合う選び方

カーボンギターの特性に合った弦を選ぶことで、音の張りや弾き心地が格段にアップします。

ギター本体が優れていても、弦次第でサウンドの印象は大きく変わります。

カーボンギターの音の特徴と弦の相性

カーボン素材のギターは「音の立ち上がりが速い」「明瞭で輪郭がはっきりした音」が特徴。

そのため、コーティング系やブライト系の弦との相性が非常に良いです。

選び方のポイント3つ

  • 弦の素材…「フォスファーブロンズ」や「80/20ブロンズ」など、明るい音を引き出せる素材がおすすめです。
  • コーティングタイプ…長持ちする上にフィンガーノイズが少ないElixir(エリクサー)などのコーティング弦が好相性。とくにカスタムライトゲージ(.011-.052)は、カーボンの張りとバランスよく響きます。
  • ゲージ(太さ)の選定…弦高の低いカーボンギターなら、やや細めのゲージで押弦のストレス軽減を図るのも◎。

Elixir NANOWEB カスタムライト

押さえやすさ・音の太さ・耐久性のバランスがよく、旅先や野外練習でも安心。

音がこもらず、カーボンギター本来の明るさを活かしてくれます。

カーボンギターの弦交換でやりがちなNGと対策

カーボンギターの弦交換は、木製ギターとは少し勝手が違います。

Nyan.
Nyan.

間違った手順や道具の選び方をすると、ギター本体や手を傷つけてしまうことも…。

正しい知識をもっていれば、安全に、スムーズに交換できます。

NG①:弦を張ったままエンドピンを抜こうとする

張力がかかった状態で無理に抜くと、エンドピンやボディの破損につながる危険があります。

必ず弦を緩めてから作業するようにしましょう。

NG②:サウンドホールがないギターに手で無理やりアクセス

手を痛めたり、内部のパーツを傷つけてしまう可能性があります。なので、

専用のストリングワインダー(エンドピン抜き付き)を使用して弦交換をするようにしましょう。

NG③:素材に合わないポリッシュでボディを拭く

持っているカーボンギターの素材に合わないポリッシュやオイルで拭くと、塗装や素材を痛めてしまう原因に。

カーボン対応のクロスやクリーナーを選んでボディの拭き上げを行うようにしましょう。

Nyan.
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カーボンギターは繊細そうに見えて頑丈ですが、メンテナンスでは正しい知識とアイテム選びが鍵

無理なく、安全に、そして気持ちよく弦交換を済ませるために、ここで紹介したNGには注意しておきましょう。

まとめ

カーボンギターは、旅先や車内練習にも最適な「次世代の相棒」です。

しかしその特殊な構造ゆえ、メンテナンスや弦交換にはいくつか注意点があります。

適切な道具と正しい手順を知っていれば、木製ギター以上にタフで頼れる存在になります。

  • サウンドホールの位置や構造に注意しよう
  • ストリングワインダーなどの専用道具を活用しよう
  • 弦交換と一緒にメンテナンスも行うと愛着アップ
  • 弦選びはカーボン素材の音響特性に合わせてチョイス

「よくわからないから心配」ではなく、「知っていれば安心」。

カーボンギターの特性を理解して、末永く、そしてどこでもギターライフを楽しんでいきましょう!

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