
「ギターを買ったのに、時間がなくて全然弾けてない…」
「練習したいけど、毎日はムリ…」
そんな悩みを持つ社会人や学生の方も多いはず。
でも、結論から言えば──ギターは1日5分だけでも、ちゃんと上達できます。
なぜなら、ギターは“毎日ちょっとだけでも触る”ことが何より大切な楽器だからです。
スキマ時間で続けられるようなメニューを組めば、忙しい人でも無理なく習慣化できます。
この記事では、「成長を実感しながら楽しく続けられるギターの習慣化術」を紹介します。
ギターを習慣化するには“環境づくり”がカギ

ギターの練習を継続する最大のポイントは、「すぐに手に取れる状態をつくること」です。
ギターの置き場所が、練習頻度を左右する
押し入れやクローゼットにしまいこんでいると、「出すのが面倒で今日はいいや…」となってしまいがちです。
そこでおすすめなのが、部屋の目につく場所にギターを置くこと。
スタンド設置で“触りやすさ”アップ
ギタースタンドを使ってリビングやデスクのそばに置いておけば、
- 「ちょっと空いた時間に1曲だけ」
- 「YouTubeを見ながらコードを押さえるだけ」
など、自然とギターに手が伸びるようになります。

ギターが見える場所にあると、ふと触りたくなるんです。これが意外と効く。
小さな“きっかけ”が、習慣化のモチベーションになる
気軽に触れる環境を整えるだけで、練習のハードルはグッと下がります。
習慣は、「努力」ではなく「仕組み」で作る。まずは“見えるところに置くこと”から始めましょう!
週末・休日に集中トレーニング(60〜90分)

平日はなかなか時間が取れない…という方でも、週末や休日はギターに集中できるチャンスです。
1〜1.5時間ほどあれば、効率的に基礎力を伸ばすことができます。
おすすめの練習フロー(60〜90分) | 内容例 | 時間の目安 |
---|---|---|
基礎トレーニング | クロマチック、メトロノームに合わせた運指練習 | 10〜15分 |
コード練習 | C・G・Amなどの基本コード+ストロークパターン練習 | 20〜30分 |
フィンガリング強化 | スケール練習、簡単なソロやリフ、奏法トライ | 20〜30分 |
1曲コピー練習 | 弾きたい曲の一部を練習 | 10〜15分 |

「この中の2つだけやる日」でもOK!詰めすぎず、自分に合った形で続けてみてくださいね。
ギター初心者から始めたいクロマチック練習

一般的なクロマチック練習です。
しかし、侮ってはいけません。指慣らしに最適であり、ラジオ体操感覚で一往復するだけでも指の動きが全然違いますよ。
ギター初心者が覚えておくべきコード10個
弾き語りなどでよく使用される【C、D、Dm、E、Em、F、G、A、Am、Bm】

この10個のコードは優先的に覚えていきましょう。
コードを押さえる際、指の配置に気をつけてコードを押さえるように意識しましょう。
またミュートが必要なコードであれば、余弦が鳴っていないか、一弦ずつ確認していき、指を立てて弾くように意識しましょう。
ギター初心者が覚えておくべきストロークの方法
コードを弾く上で、ストロークはとても重要な要素です。


定番ストローク2種を覚えると、いろんな場面で使用することが出来るため、こちらの2種類はぜひとも覚えておきましょう。
ギターのピックの正しい持ち方

コード練習の際に、ピックがずれたり落ちたりしていませんか?
正しい持ち方で演奏することを心がけてみると、改善できます。
ピックの持ち方次第で、演奏力はグッと上がりますので、ぜひ参考にしてみてください。
平日は“5〜15分の時短練習”でOK


「今日は仕事でクタクタ…」
「バイト終わりで時間がない…」
そんな日でも、“ちょこっとギター”を続けることが、上達の秘訣です。
ギターは“毎日ちょっとずつ”でも触ることがとても大事。
逆に、3日空けると感覚がリセットされてしまうことも…。
- クロマチックだけやって終わる
- ストロークパターンだけ練習する
- 好きな曲のサビだけ弾く
- チューニングして軽く鳴らすだけでもOK

「今日は疲れたから、1曲だけ弾いておしまい!」くらいで大丈夫です。
“弾いた日”をカレンダーにチェックしたり、メモアプリに記録したりするとモチベーションも保ちやすくなります。
忙しい中でも挫折しない3つのコツ
- 毎日弾く“時間”を決めておく(例:寝る前10分)
- スタンドに出しておいて視界に入るようにする
- 完璧を求めすぎない。「触るだけ」でOK
「1フレーズだけ」「1コードだけ」でも、“ゼロ”よりずっと前進しています。
忙しい人こそ、“短くても続ける”ことが、上達への一番の近道です。
楽しむ気持ちと“録音”で客観視

上達には練習が欠かせませんが、“楽しむこと”と“客観的に振り返ること”も大切な要素です。
とくに初心者ほど、「本当に上手くなってるのかな?」と不安になることがあります。
そんなときこそ、録音してみましょう。
上達を実感するには録音がいちばん
スマホでOK。録音して聴き返すだけで、
- 音のズレやテンポの乱れ
- コードチェンジの不自然さ
- リズムのクセ
など、自分では気づきにくい部分がよく見えてきます。

最初は恥ずかしいけど、「前より上手くなってる!」と気づけるのが録音のいいところです。
完璧を求めず“弾いてて楽しい”を大切に
「間違えたらどうしよう…」と考えるよりも、まずは気楽に楽しむことが上達の一歩。
- 間違えてもOK
- 弾けなくてもOK
- 弾けるようになる過程を楽しむ!
音楽は“自己表現”でもあります。
人と比べすぎず、自分なりのペースで、ギターを楽しんでいきましょう。
ギター練習が“はかどる”おすすめアイテム3選
「よし、練習しよう!」と思ったときにすぐ手に取れる環境こそ、上達の近道。
ここでは、初心者でも無理なく“続けやすくなる”便利アイテムをご紹介します!
① 折りたたみ式ギタースタンド(インテリアにも◎)
ギターをケースにしまってしまうと、練習のハードルが上がってしまいがち。
スタンドに立てておけば、「見える → 手に取る → 弾く」が自然な流れになります。

初心者には、コンパクトで安定感のあるAフレーム型スタンドが人気です!
② 無料で使えるメトロノームアプリ or クロマチック練習用YouTube
リズム感を養うにはメトロノームが効果的。
最近はスマホアプリでも十分高性能なものが多く、練習のお供にぴったりです。

1日5分の“クロマチック練習”に、リズムを刻む音があると集中力も倍増!
無料オンラインメトロノームMusicca公式サイトはこちらから
③ クリップ型チューナー(チューニング習慣の味方)
毎回チューニングを面倒に感じてしまう方には、つけっぱなしOKのクリップ型チューナーが超おすすめ。
- 小型&軽量
- ボタン電池で長時間使用可能
- 音を拾って即時チューニングできる!

道具を揃えると、練習のモチベーションも上がります。形から入るのも大歓迎!
よくあるギター初心者の悩み&解決法

「練習時間がない…」
「このやり方で合ってる?」
そんな初心者によくある不安や悩みに、ギター歴のある筆者目線で答えていきます!
毎日5分しか弾けないけど、それでも効果ある
もちろんあります!
むしろ「毎日少しだけ弾く」ことが一番大事です。
クロマチック練習や、1フレーズだけのコピーでもOK。
脳と指先の“ギター感覚”を保つことが大切です。空き時間にギターを触る癖をつけるだけで、成長速度が変わります。
疲れてギターを弾く気になれません…
そんな日は“持つだけ・鳴らすだけ”で十分です。
ギターは「触ること」が第一歩。
チューニングだけして終わりでも、ギターとの距離をゼロにしないことが大切です。無理しないことが継続のコツですよ。
独学でもちゃんと上達できますか?
独学でもまったく問題ありません!ただし“順番”が大切です。
最初は基本コード→ストローク→簡単な1曲コピーの順が◎。
さらにYouTubeや練習メニューの記事を活用することで、体系的に学べます。
やる気が続かないとき、どうすれば?
「記録」と「ごほうび」でモチベーションUPしましょう。
練習した日をカレンダーに〇する、月末に自分へ“音楽系のプチごほうび”を用意するなど、行動を可視化&報酬化すると続けやすくなります。
一人で練習してると不安です…
SNSやギターサークルで仲間を見つけてみましょう!
X(旧Twitter)やYouTubeには、同じように“家で練習してる初心者”がたくさんいます。
軽い発信から始めてみると、自分のモチベにもつながります。
ギター習慣を作るための環境チェックリスト

「続けたいけど、なかなかギターに触れない…」
そんな人は、“環境を整えるだけ”でも行動が変わります!
以下のチェックリストをもとに、ギターに触れる習慣を自然に作っていきましょう。
あなたのギター環境は整ってる?

“目に見える=弾くきっかけになる”って本当なんです。しまい込まずに“出しっぱなし”をぜひ試してみてください!
筆者の失敗談
ギターを始めたばかりの頃、実は私もたくさん失敗してきました。
特にひどかったのが、「弾くのが楽しくて、気づいたら指に水ぶくれができていたこと」です(笑)
当時はコードもまともに押さえられず、Fコードなんて“無理ゲー”だと思ってました。
でも、1日5分ずつでも続けていたら、1ヶ月後には少しずつ形になってきて――
「あれ?押さえられてる!」という感動を味わうことができたんです。

最初はみんな不器用です。でも、続けた人だけが“弾ける日”を迎えられるんです。
まとめ
ギターは、毎日コツコツ続けることで確実に上達していく楽器です。
「1日5分だけ」でも、弾く習慣をつけることがなによりも大切。
忙しい社会人や学生でも、
- スタンドに立てて目に見えるようにする
- 平日はちょこっとだけ
- 週末に集中トレーニング
- 楽しく録音して振り返る
そんな工夫を少しずつ取り入れることで、無理なく継続できるようになります。
そして何より──「今日から、まずは触ってみる」ことが、あなたのギターライフの第一歩です。
頑張りすぎなくてOK。楽しく続けていきましょう!
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