通勤やドライブ中、なんとなく流している音楽。
実はその時間が、あなたの“楽器上達”に繋がるとしたらどうでしょうか?

「え、ただ聴いてるだけなのに?」
と思うかもしれません。

でも、音楽を“ただのBGM”として流すのではなく、“耳を育てる時間”に変えることで、ギターやベースといった楽器の上達速度がぐっと変わってくるのです。
この記事では、車内で音楽を楽しむ5つの方法と、なぜその習慣が演奏技術の向上につながるのかを分かりやすく解説します。
車で音楽を聴く5つの方法


「スマホで音楽は聴いてるけど、車ではどうやって繋げばいいの?」
そんな疑問にお応えして、車内で音楽を楽しむための代表的な5つの方法をご紹介します。どれも簡単に始められるので、あなたに合った方法を見つけてみてください。
1. Bluetooth接続:今や主流のワイヤレス再生

Bluetooth対応のカーナビやカーオーディオがあれば、スマホをワイヤレスで接続できます。
一度ペアリングすれば、次回からは自動接続されるのでとても快適。
接続が不安定なときは、登録デバイスを削除して再登録することで改善される場合があります。
2. AUXケーブル接続:音質重視のシンプル接続
スマホやポータブルオーディオをAUX端子で繋げば、手軽に高音質な音楽が楽しめます。
ケーブルが1本必要ですが、音源のダイレクトな音が出るのが魅力です。

オーディオ機器の音量設定とカーナビの「AUXモード」への切り替えを忘れずに。
3. USB接続:音楽再生しながらスマホ充電も

車のUSBポートにスマホを接続するだけで音楽再生が可能。
デジタル接続なので音質がクリアで、スマホの充電も同時にできて一石二鳥です。

ナビはもちろん、その他便利機能が搭載されているiPhone(iOS)のCarPlayと、AndroidのAndroid Autoがついている車種もあります。
Bluetooth対応の車に乗り換えるだけで、音楽の聴こえ方がガラリと変わります。
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4. FMトランスミッター:古い車でも使える便利アイテム
シガーソケットに差し込むだけで、FMラジオの周波数を使ってスマホ音楽を再生できます。
ナビがついていない車や古い車種でも対応可能。
接続方法は以下の2つ。
- Bluetoothなどを用いた無線での接続方法
- FMトランスミッターのケーブルを使った有線での接続方法

周囲のFM電波と干渉する場合は、少し周波数をずらしてみると改善されます。
5. SDカード/USBメモリ再生:スマホいらずの再生方法

事前に音楽ファイルを入れておけば、カーナビやカーオーディオに直接差し込むだけで再生可能。
スマホを繋がなくても好きなプレイリストを車内で流せます。

音楽データの形式(MP3など)とナビの対応フォーマットを確認しておくと安心です。
なぜ音楽を聴くと楽器が上達するのか

先ほどは、車で音楽を聴く方法を上でご紹介しました。そんな日常的に音楽に触れている方が、車で音楽を聴くことで楽器が上達する理由は以下の2つです。
好きな音楽を聴いていると、自分が好きなパート(歌、ギター、ドラム、ピアノなど)に意識が傾いたり、聞き流すことが多いですが、曲の全体像をイメージして聴くと音楽への理解が格段に強まります。
「耳が肥える」とはどういうことか?
「耳が肥える」とは、いろんな楽器や音色、リズム、構成の違いを自然と聴き分けられるようになること。
たとえば、同じギターでもジャンルや奏法によって音が全く違うのに気づける人は、確実に耳が育っています。
クラシックギターとエレキギター、カッティングとアルペジオ、コードと単音フレーズ──
それらを意識せずに聞き分けられるようになると、コピー力・アレンジ力・演奏の表現力に差が出てきます。
「全体像を聴く」と演奏がどう変わるか?
多くの人が陥りがちなのが「自分が弾くパートしか聴かない」状態。
たとえばギタリストならギターしか聴いていない、ボーカルしか聴いていない──それではアンサンブルが見えてきません。
曲全体の構成や、各楽器のバランスを理解したうえで自分の音を置くことができると、演奏に“余白”が生まれ、バンド全体のまとまりも一段と良くなります。

こうした“意識的なリスニング”を習慣にすることで、自然と耳が育ち、実際に楽器を弾くときにもその差が表れてきます。
ギター上達に効く5つの聴き方

ただ音楽を流すのではなく、「どこに意識を向けて聴くか」で、耳と感性は大きく変わります。
以下の5つのポイントを意識して聴くだけで、ギターの理解力・表現力がぐっと深まります。
1. ベースラインだけを聴いてみる
ベースは曲の土台を支える存在ですが、意識していないと埋もれがちです。
聴きなれた曲でも、あえてベースに集中して聴いてみると、「こんな動きしてたのか!」という発見があります。

コード感とリズムの捉え方が上達し、アンサンブルの理解が深まります。
2. 同じ曲を複数回、異なる楽器視点で聴く
1回目はギター、2回目はドラム、3回目はベースといった具合に、楽器ごとに「聴くモード」を変えてみましょう。

曲全体を多面的に捉える耳が育ち、バンド全体の音像が見えるようになります。
3. ドラムパターンに耳を向けてリズム感を養う
ギタリストの苦手分野になりがちな“リズム”。
ドラムに注目することで、「どのタイミングで鳴っているか」「どんなグルーヴか」がつかめるようになります。

自分のギターが「走る」「モタる」といった課題を客観的に修正しやすくなります。
4. 自分が弾きたいジャンルの曲を重点的に聴く
ロックならロック、ジャズならジャズと、まずは自分の目標ジャンルに集中するのが近道。
なぜなら“耳で覚えた感覚”は、練習時に手を自然に動かす原動力になるからです。

フレーズやコード進行、奏法の傾向がつかめ、コピーや作曲がしやすくなります。
5. 聴きながらイメージトレーニングをする
車内などで実際にギターを弾けなくても、頭の中で「今、自分ならこう弾く」とイメージしながら聴くことで、脳内練習になります。

手癖や感覚に頼らず、“音で弾く”思考が身につき、アウトプット力が向上します。
この5つを意識して日常的に音楽を聴くだけで、ギターを持っていない時間さえも、立派な練習時間になります。
まとめ
ギターを上達させたいなら、練習時間を増やすだけが正解ではありません。
普段から音楽の“聴き方”を変えるだけで、耳も感性も磨かれ、演奏力が自然とレベルアップしていきます。
車内という密閉された空間は、外部ノイズが少なく音に集中しやすい、まさに“耳のトレーニングジム”。
BluetoothやAUXなどで好きな曲を流しながら、「どんな音が鳴っているか?」を観察するだけで、それは立派な練習時間になります。
今日からぜひ、通勤・通学・お出かけ中の“聴き流し”を“観察”に変えてみてください。
きっとあなたのギターとの向き合い方が、もっと面白く、もっと深くなっていくはずです。
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