エレキギターを始めるとき、「最初の1本にどれを選ぶか?」は非常に重要なポイントです。
2020年代以降、アニメやYouTubeなどを通じてギターに憧れを抱く人が増える中で、「レスポール」が注目されています。
なぜ数あるギターの中でレスポールが初心者におすすめされるのでしょうか?
その理由は…

音の太さ・安定感・デザイン性など、始めたばかりの人にも「弾いていて気持ちいい!」と思わせてくれる魅力が詰まっているからです。
- レスポールとはどんなエレキギターなのか?
- 初心者にレスポールが最適な理由(価格・品質・人気)
- 実際に使って感じたメリット・デメリット
- レスポールに合うおすすめの弦とアクセサリ情報
この記事では、実際にレスポールでエレキを始めた筆者の体験を交えながら、初心者にこそレスポールを選んでほしい理由を3つにまとめてご紹介します。
レスポールとは?その特徴と魅力を初心者向けに紹介

エレキギターを選ぶうえで、迷ったら「レスポール」を検討する価値は大いにあります。

なぜなら、レスポールは初心者でも扱いやすく、幅広いジャンルで活躍する万能型ギターだからです。
オールラウンドな用途で使えるギター
レスポールは、ロックやジャズ、ブルース、ポップスまで幅広く対応できる汎用性の高いモデルです。
特に「太くて粘りのあるサウンド」は、リードギターでもバッキングでも存在感を発揮。

1本でいろんなジャンルを試したい方にはうってつけです。
ギブソン/エピフォンのモデルについて
レスポールはもともとギブソン社から発売されたモデルですが、現在ではエピフォン(ギブソン傘下)などからも手頃な価格でラインナップされています。
- ギブソン…本家モデルでプロ仕様、価格は高め
- エピフォン…初心者向け~中級者向け、コスパ抜群

エピフォン製でも十分に本格的なサウンドと質感が楽しめます。
音の特性(太く甘く、粘りのあるサウンド)
レスポールは2基のハムバッカーピックアップを搭載しており、ノイズが少なくパワフルな音が特徴です。
クリーンでも歪みでも存在感を失わないのが魅力です。
どんなジャンルで使われているか
レスポールは以下のようなジャンルで広く使われています。
初心者からプロまで、多くのプレイヤーに愛される理由がここにあります。
エピフォンのレスポールはなぜ初心者に最適?

「初めてのギター選びで失敗したくない…」そんな方にこそ、エピフォンのレスポールは最適です。
価格・品質・弾きやすさ、どれをとっても初心者にちょうどいいバランスのギターです。
手が届く価格帯と信頼の品質
エピフォンはギブソン社の傘下ブランドで、品質管理の基準は高く、初心者でも安心して選べるブランドです。
本家ギブソンのレスポールは20万円以上が当たり前ですが、エピフォンなら3万円〜6万円前後で購入可能。

それでいて、音の鳴りや作りの丁寧さにはしっかりとした信頼があります。
中国・韓国製造でコスト削減
エピフォン製の多くのレスポールモデルは、中国や韓国の工場で生産されており、それがコストダウンに繋がっています。
海外製=粗悪という印象を持つ方もいますが、エピフォンは設計・監修がギブソン本社と連携しているため、安価でも安定した品質を維持できているのです。
プレイアビリティの高さとカラーバリエーション
初心者にとって重要なのが、「弾きやすさ」と「見た目のモチベーション」。
エピフォンのレスポールはその両方を兼ね備えています。
「かっこいい見た目のギター=触りたくなる=練習が続く」という好循環が生まれます。
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」からの影響
近年ではアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公「後藤ひとり」ちゃんが使っているレスポール・カスタム(黒)の影響で、若い層を中心にレスポール人気が再燃しています。
これを機にギターを始めた人も多く、「アニメから入ったけど、実際にレスポールって弾きやすいし音も良い」と好評。
特にエピフォンのカスタムモデルは比較的手に入れやすく、見た目も忠実に再現されています。

エピフォンのレスポールは、価格・品質・見た目・プレイ感のすべてにおいて、初心者にとって「間違いない1本」です。
レスポールを実際に使って感じたメリット・デメリット

ここでは、筆者が実際にエピフォン・レスポールを使用してみて感じた、メリットとデメリットを正直にご紹介します。
これから購入を考えている方の参考になれば幸いです。
生音とアンプ音の印象
まず驚いたのが、アンプを通したときの音の存在感。
ハムバッカーピックアップの恩恵で、音に厚みと粘りがあり、「太いけどこもらない」絶妙なバランスのサウンドが楽しめました。
一方、生音はそこまで大きく響くものではなく、静かな部屋での練習やコード確認などには十分。
アンプに繋がずとも、軽く鳴らすだけで音の輪郭は感じ取れるため、自宅練習には向いています。
コントロールのしやすさ(セレクター・ボリューム等)
レスポールには特徴的な3段階セレクタースイッチと、ボリューム・トーンの4つのノブがあります。
この操作系統に慣れると、1本のギターでさまざまな音色を瞬時に作り出せるようになります。
初心者が最初に覚えるべき操作
最初に戸惑いやすいのが、「どのスイッチやノブがどの音に影響しているのか?」という点。



最初は「とりあえず12時の位置(中央)に設定」して弾き始め、音の違いを少しずつ体感していくのがコツです。
レスポールに合うおすすめの弦とアクセサリ紹介
レスポールの特徴的なサウンドとプレイフィールを最大限に引き出すためには、適切な弦選びが重要。
特に初心者の方は、演奏のしやすさにも直結するため慎重に選びましょう。
おすすめの弦3選
初心者にも扱いやすく、レスポールにマッチしやすいと評価の高い弦を以下に紹介します。
Elixir(エリクサー / Optiweb 09-46)
コーティング加工でサビにくく長持ち。音の立ち上がりもシャープ。
D’Addario(ダダリオ / EXL125 09-46)
バランスの取れたサウンドと耐久性。幅広いジャンルに対応。
Ernie Ball(アーニーボール / Hybrid Slinky 09-46)
弾きやすく指への負担も少なめ。ロックやポップスにぴったり。

これらはいずれも「0.09-0.46のゲージ」がラインナップされており、初心者が使いやすく、レスポールの厚みある音色とも相性抜群です。
なぜ「0.09-0.46」がちょうどいいのか?
ギター弦のゲージ(太さ)は演奏性と音質に大きく影響します。0.09-0.46は“ライトゲージ”と呼ばれ、以下のような特徴があります。
- 指が痛くなりにくい(弦が柔らかく、押さえやすい)
- チョーキングやビブラートがしやすい(初心者の基礎練に向く)
- 音は太すぎず細すぎず、バランスのとれたトーン
特にレスポールは太く甘い音が特徴なので、ライトゲージとの組み合わせで、そのニュアンスを活かしつつ無理なく演奏できます。
初心者が弦を選ぶときのポイントと理由
弦は消耗品なので、まずは1種類試してみて、合うかどうかを感覚で判断するのも大事なことです。
- 「長持ち」重視ならコーティング弦(Elixir)→買い替え頻度が減り、コスパがよい
- 「価格重視」ならダダリオやアーニーボール→3セット入りなどもあり、まとめ買いでお得
- 「音の好み」で選ぶ→明るめならダダリオ、暖かめならアーニーボールがおすすめ

レスポールの魅力を引き出すには、弦の選び方ひとつでも音や演奏性が変わってきます。
初心者でも扱いやすく、無理なく弾き続けられるように、自分に合った弦を選んでみてください。
まとめ
エレキギターの世界に足を踏み入れるとき、「どんなギターを選ぶか?」は、その後のモチベーションや上達スピードを大きく左右します。
その中でレスポールは、見た目の美しさ・音の太さ・使い勝手のバランスが取れた、まさに初心者にこそおすすめしたいギターです。
「どのギターにするか決めかねている…」というあなたにとって、レスポールは長く付き合える1本になるはずです。
あなたも、レスポールで“音を楽しむ”第一歩を踏み出してみませんか?
コメント
Gibsonの創業者はレス・ポール氏ではありませんよ。