ギターを始めたいと思ったとき、多くの人が最初に悩むのが「どのギターを買えばいいのか?」という問題です。
特に初心者にとって、最初の一本はこれからのモチベーションや上達スピードに大きく関わってきます。
だからこそ、最初のギター選びは⋯

この3つを基準にするのが成功のカギです。
本記事では、初心者が後悔しないギター選びのコツを、具体的なポイントとともに分かりやすく解説します。
失敗しないギター選び3つのポイント

ギター選びで迷ったときは、あれこれ考えるよりも「3つの軸」に沿って判断するのが失敗しないコツです。
- 自分が弾きたいジャンルに合っているか
- 自分の手に合った弾きやすいネックか
- 無理のない予算で納得できる品質か
この3つをしっかり押さえるだけで、「買ってから後悔した…」という失敗はグッと減ります。
音楽ジャンルに合ったギターを選ぶ
どんな音楽を演奏したいかは、ギター選びの出発点です。たとえば…
- ロックやメタルが好きならエレキギター
- 弾き語りがしたいならアコースティックギター
- クラシック音楽ならナイロン弦のクラシックギター
といった具合に、ジャンルによって適したギターは異なります。

自分が「この曲を弾いてみたい!」と思えるジャンルに合ったギターを選ぶことで、モチベーションも長続きしますし、練習も楽しくなります。
弾きやすさを左右するネックと弦高

初心者にとって「弾きやすさ」は非常に重要。
特に影響するのが「ネックの形」と「弦高(弦と指板の距離)」です。
ネックが太すぎたり、弦高が高すぎると、指が届かなかったり痛くなったりして、挫折の原因になります。
逆に、ネックが細めで、弦高が低いギターは、少ない力で音が出せるため、初心者にはおすすめです。

ギターショップでは、実際に握ってみて「違和感がないか」を確認してみましょう。
予算に合った価格帯を見極める
初心者におすすめの価格帯は4~6万円前後です。
この価格帯なら、品質とコストのバランスがよく、長く使える一本に出会える可能性が高くなります。

1~2万円の格安ギターも存在しますが、チューニングが狂いやすかったり、すぐに買い替えが必要になることも。
※一方で10万円以上の上級モデルは、初心者にはオーバースペックになることもあるので注意が必要です。
また、中古品やアウトレット品を選ぶ際は、信頼できる販売店で購入し、状態の確認を怠らないようにしましょう。
ギター選びを成功させるための具体的なヒント

ギターを選ぶ際の3つのポイントを踏まえた上で、さらに失敗を避けるための実践的なアドバイスをご紹介します。
これからギターを購入するあなたが安心して選べるように、具体例を交えて深掘りしていきましょう。
ジャンル別におすすめのギタータイプ
ジャンルに合ったギターを選ぶことは、演奏の楽しさにも直結します。

演奏したい音楽に合ったモデルを選ぶことで、「こんな音が出したかった!」という感動をすぐに味わえます。
4~6万円の価格帯が最適な理由

4~6万円という価格帯は、初心者が最初に購入するギターとして最適です。
有名ブランドのエントリーモデル(YAMAHA、Fender Japan、Ibanezなど)もこの価格帯で入手可能。

安かろう悪かろうではない、安心して使える品質です。
中古・アウトレットを検討する際の注意点
「少しでも安く手に入れたい」と思ったときに検討したいのが中古やアウトレット商品です。しかし、注意点もいつくかあるので、紹介します。

特にネット購入の場合は、商品写真だけでは状態がわかりにくいため、返品可の店舗や信頼できる専門店を選ぶのが安心です。
ネックの反りや握り心地のチェック方法

ネックの反りは、演奏に大きな影響を与える重要な要素。

また、ネックの形状には「Cシェイプ」「Uシェイプ」「Vシェイプ」などがあり、握りやすさも人それぞれ違います。
必ず店頭で試奏し、「無理なくコードを押さえられるか」を確かめましょう。
エレキギターなら電気系統に要注意
エレキギターには、アコースティックギターにはない“電気回路”があります。
特に中古品や安価なモデルの中古を購入する際には以下のポイントに気をつけましょう。

これらは素人では見抜きにくい部分なので、必ず試奏して音がきちんと出るか、すべてのボリューム・トーンノブが機能しているかを確認しましょう。
教則本との相性も忘れずに
ギター選びと同じくらい大切なのが、学び方です。
教則本も、自分の持っているギターのタイプに合っているものを選びましょう。
たとえば…
また、YouTubeなどの動画と併用すれば、視覚的にも理解が深まります。
まとめ
ギター選びは、あなたの音楽ライフのスタート地点。
ここでどんなギターを手にするかで、演奏のしやすさ、楽しさ、そして続けられるかどうかが大きく変わります。
初心者のうちは「何を基準に選べばいいの?」と不安になるかもしれませんが、次の3つを意識すれば、後悔のない一本に出会える可能性が高まります。
安さだけで選ぶのではなく、「自分がずっと触れていたくなるギターか?」を意識してください。
迷ったときは、試奏したときに「なんか弾きやすい」と感じたギターを選ぶのも一つの正解です。
最初の1本だからこそ、あなたにとって最高のスタートが切れるギターを見つけてください!
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