2025年6月、GLAYがついに大阪・京セラドームのステージに帰ってきました。
彼らが前回この会場でライブを行ったのは実に四半世紀前。
それ以降、なぜ彼らは“出禁”だったのか? そして、どうやって再びこの舞台に立てたのか? 長年の謎と復活の裏側を深掘りします。
GLAYが大阪ドームで出禁になった理由とは?

GLAYは1999年ごろに京セラドーム大阪(当時の大阪ドーム)で公演を行った際、観客によるジャンプで震度2〜3相当の振動が発生。
これにより近隣の住宅から「鍋がひっくり返った」などの苦情が相次ぎ、ドーム側はGLAYに対してライブ使用の許可を出さなくなりました。
この振動トラブルにより、GLAYは実に約24〜25年間、京セラドームでのライブ開催が禁止されていた状態でした。
ジャンプを多用するライブ演出が特に問題視され、以降は他のアーティストにもジャンプ禁止のルールが設けられるようになります。
出禁の経緯まとめ↓
項目 | 内容 |
---|---|
出禁期間 | 約24〜25年(2000年頃〜2025年まで) |
主な原因 | 観客のジャンプによる振動で周辺住宅に震度相当の影響 |
被害例 | 鍋が倒れた、食器棚が揺れた、振動音が響いた等 |
運営側の対応 | ライブ使用の許可停止、ジャンプ禁止措置を明文化 |
対象アーティスト | GLAYをはじめ、縦ノリアーティスト全般 |
解除条件 | 音響対策、観客への注意喚起、周辺住民との調整 |
再公演状況 | 2025年6月、ジャンプ禁止で復活ライブ成功 |
なぜ2025年に復活できたのか?
GLAYは約24〜25年にわたって京セラドーム大阪での公演が禁止されていましたが、2025年にようやく復活を果たしました。
その背景には、長年にわたる会場側・自治体との交渉と、具体的な安全対策の実施があります。
かつては1999年の公演で観客のジャンプによる振動が周辺住宅に影響を与え、苦情が殺到。
ドームはGLAYをはじめとする縦ノリ系アーティストに対して、ジャンプ行為を含むライブ演出に厳しい制限を設けてきました。
2025年の復活に至ったポイントは以下の通り。
これらの努力により、2025年6月8日の京セラドームライブは、ジャンプなしの“静かに熱い”公演として成功を収めました。
ファンの反応とSNSの声
SNSでは以下のような声が見られました。
出禁という言葉のインパクトとは裏腹に、ファンも主催者もルールを守りながら楽しめたことが、この復活ライブを成功に導いた大きな要因でした。
他にもジャンプ禁止で開催されたアーティストは?
京セラドーム大阪では、GLAY以外にもジャンプ行為を制限されたアーティストが複数存在します。地盤の問題や振動の影響を考慮し、ライブ演出に制限を設けるケースが続いています。
アーティスト | 制限内容 | 背景・理由 |
---|---|---|
Perfume(ポップ系) | ジャンプ禁止、看板・チラシで案内 | 京セラルール全体への適用 |
UVERworld(ロック寄り) | ジャンプ煽りで出禁または厳重注意 | 縦ノリによる振動懸念 |
VAMPS、L’Arc〜en〜Ciel 他 | マナー問題で規制対象とされた例あり | 振動・演出内容による周囲配慮 |
これらのアーティストも、ライブの盛り上がりと安全のバランスを取る形で運営と協力しており、ジャンプが禁止されても高い満足度を実現しています。
GLAYが次に目指す“リベンジ会場”は?
2025年6月、京セラドーム大阪での公演を成功させたGLAYですが、次にどの会場を目指すのかにも注目が集まっています。
現在のところ公式な発表はありませんが、以下のような候補がファンの間や業界内で話題になっています。
会場候補 | 内容・理由 |
---|---|
名古屋ドーム | 中部地方での集客力が高く、GLAYとして過去の出禁歴をリベンジする舞台として有力 |
福岡PayPayドーム | 九州でのライブ開催実績も多く、GLAYの人気が高い地域。ドームツアー展開の拠点として期待される |
東京ドーム | すでに30周年記念ライブを開催済みだが、ファイナルや凱旋公演として再登場の可能性が高い |
海外アジア圏 | 韓国や台湾など、過去に海外展開の経験もあるGLAYが30周年を機に再び挑戦する可能性あり |
まとめ
GLAYが京セラドーム大阪で出禁となったのは、ライブ中のジャンプによる振動問題が原因でした。
約25年という長い年月を経て、地道な交渉と安全対策によりついに復活を果たした彼らの姿勢は、多くのファンに深い感動を与えました。
復活公演ではジャンプ禁止という制限があったにもかかわらず、ファンはルールを守り、熱狂と感動を共有することに成功。今後は名古屋や福岡、さらには海外での新たな挑戦にも注目が集まります。
GLAYの一連の動きは、音楽業界全体にとっても“安全とエンタメの両立”という新しいモデルケースとなるでしょう。
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