2025年8月23日に北海道札幌市で開催予定だった音楽花火イベント「ドリカム花火2025 in 札幌真駒内」が中止となりました。
公式発表によれば、過去の花火大会での安全トラブルや全国的な事故の増加が背景にあり、安全確保が困難と判断されたとのことです。SNSでも多くの反応が寄せられています。
8月23日開催予定のドリカム花火札幌が中止に

主催者は公式サイトで中止を発表。
中止の直接的なきっかけは、2025年7月12日に同会場で行われた「第13回真駒内花火大会」でのトラブルでした。
大会終了間際、花火の燃えカスが立入禁止エリアと無料観覧エリアの境界付近に落下。
怪我や火災はありませんでしたが、安全対策強化が求められる事態となりました。
全国的な花火大会事故と天候リスクの増加
近年はゲリラ豪雨や突風などの天候急変、さらに全国での花火大会事故が相次いでいます。以下は過去数年の代表的な事例です。
年 | 場所 | 事故内容 | 被害状況 |
---|---|---|---|
2024年8月 | 神奈川県某花火大会 | 強風で花火の破片が観客席に落下 | 軽傷者数名 |
2023年7月 | 新潟県長岡花火大会 | 突風により花火打ち上げ中止 | 怪我人なし |
2022年8月 | 愛知県岡崎花火大会 | 花火玉が暴発し観覧席付近に落下 | 重傷者1名、軽傷者数名 |
2021年8月 | 大阪府PL花火大会 | 落雷の恐れで開始直前に中止 | 被害なし |
こうした事例が安全基準の見直しを促し、今回の中止判断にも影響しています。
SNSからの反応・何があったのか
※投稿されているのは過去の真駒内花火大会の様子。
過去の真駒内花火大会の様子が写されており、毎年恒例の花火大会でこれぐらい派手にやって夜空一面が真っ赤に染まる演出は迫力満点ですが、その分燃えカスや煙の量も多く、安全面の課題が残ることがわかります。
そして、SNSでは中止を残念がる声が多く見られます。
過去の真駒内花火大会の派手な演出を思い出す投稿も多く、映像や写真が再び注目されています。
振替開催なし チケット払い戻し情報
振替開催はありません。チケットの払い戻しは以下の方針です。
- 案内開始日時:2025年8月18日(月)18:00以降に、公式サイトで詳細を掲出。
- 確認先:イベント公式サイト(NEWSページ)に加え、ユニバーサルミュージック内のドリカム公式ニュースでも同旨の案内あり。必要に応じて各プレイガイド(例:ローソンチケットFAQ)も参照。
- 会場での対応:会場での払い戻し受付は不可。来場しての手続きはできません。
- チケットの状態:半券が切り離されたチケット、入場引換券や各種手数料券の紛失は払い戻し不可のため、券面・各種券は破損・紛失のないよう保管。
- 具体的な手続き:購入元(プレイガイド/販売窓口/決済方法)ごとに手順が異なります。8/18以降に公開される「払い戻し方法」ページに従ってください。
- 旅費等の補償:交通費・宿泊費などの付随費用は補償対象外。
※正式な「払い戻し期間」「返金方法(口座振込/カード返金/店頭返金 など)」「対象券種(紙/電子)」は、8/18(月)18:00以降に公開される公式の案内をご確認ください。
来年以降の開催は?安全対策強化の行方
来年以降の開催はどうなるのでしょうか?
過去の大型花火大会の傾向から見ると、今回のような中止後は以下のような変化が出てくるかもしれませんね。
- 立入禁止区域の拡大:観覧エリアと打ち上げ場所の距離を広げ、燃えカスや火の粉のリスクを低減。
- 打ち上げ方法の見直し:燃えカスが落ちにくい花火玉や、煙の少ない花火の採用が進む。
- 気象条件の厳格化:強風や突風の予報時は事前に中止を決定する基準を設定。
- 観客動線管理の強化:入退場口の増設や警備員の増員により、人の集中を避ける。
過去には、事故やトラブルの翌年に演出規模を縮小して再開したケースも多く見られます。
そのため、来年以降も札幌での開催は十分可能性がありますが、演出の派手さよりも安全性を最優先にしたプログラムになると考えられます。
まとめ
今回の札幌開催中止は、過去のトラブルと全国的な安全課題が重なった結果でした。
SNSでも「残念だけど安全が最優先」という意見が多く、今後は安全基準を強化した上での再開が期待されます。
来年の開催可否と、その際の演出や安全対策の内容に注目が集まります。
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