大晦日に放送されたNHK紅白歌合戦で、ちゃんみなさんの衣装とパフォーマンスが話題になりました。
SNSでは「NHKでこれは大丈夫?」「少し攻めすぎでは」といった声が出る一方、「ちゃんみなさんらしい表現」「紅白仕様で抑えめ」と評価する意見もあり、反応は大きく分かれています。
では今回の演出は、本当にNHK的に問題のあるものだったのでしょうか。
本記事では、過去に「紅白で大丈夫?」と話題になった事例を振り返りながら、ちゃんみなさんのケースがどこに位置するのかを整理していきます。
ちゃんみなさんの紅白衣装は本当に問題だったのか
結論から言えば、NHK基準では「問題なし」の範囲だったと考えるのが自然です。
紅白は生放送とはいえ、衣装・振り付け・カメラワークまで事前に複数回のリハーサルを行い、チェックを通過したものだけが本番に乗ります。
放送後に批判が出ることはあっても、NHK側が想定していない演出が突然流れることはほぼありません。
特にちゃんみなさんは、普段のライブではより踏み込んだ自己表現を行うアーティストです。
それを知っているファンから見ると、今回の紅白仕様はむしろ抑えられていた、という声も多く見られました。
昭和・平成の紅白は今より過激だった?
意外かもしれませんが、昭和から平成初期の紅白を振り返ると、現在なら議論になりそうな演出は数多く存在します。
女性出演者が総出で行うラインダンスや、脚線美を強調した寄りのカメラワークなど、当時は「年末の華」として受け入れられていました。
つまり、表現そのものが急激に過激化したのではなく、視聴者側の価値観や問題意識が変化したと見る方が近いでしょう。
なぜ今回は特に炎上しやすかったのか
今回の反応を大きくした要因として、X(旧Twitter)での拡散のされ方が大きく影響しています。
実際に放送直後から、ちゃんみなさんのパフォーマンスの一部を切り取った投稿が急速に広まり、賛否が可視化されました。
X上の声を整理すると、意見は大きく3つに分かれています。
- 「NHKでこれは攻めすぎ」「家族で見ていて少し気まずかった」という違和感・拒否感
- 「ちゃんみなさんらしい表現」「紅白仕様でむしろ抑えている」という擁護・評価
- 「切り抜きだけ見ると過激に見えるが、通して見ると問題ない」という中立・冷静派
特に多かったのが、静止画や数秒の動画だけを見て判断している投稿です。
文脈を知らない状態で流れてきたため、実際の印象以上に刺激が強く見えたケースが少なくありませんでした。
また「NHK=保守的」「紅白=家族向け」というイメージと、ちゃんみなさんのセルフブランディングとのギャップを指摘する声も目立ちました。
これは演出の是非というより、視聴者側の期待値とのズレが表面化した結果と言えるでしょう。
過去の「紅白で大丈夫?」と話題になった例
紅白歌合戦では、毎時代ごとに「これはNHKで大丈夫なのか?」と話題になるパフォーマンスが登場してきました。
今回のちゃんみなさんのケースを理解するためにも、過去の代表的な事例を整理してみます。
過去事例一覧(比較表)
| アーティスト | 年代 | 内容の特徴 | 当時の反応 | その後の評価 |
|---|---|---|---|---|
| 椎名林檎 | 2014・2015年 | 妖艶・倒錯的とも取れる世界観/強い官能表現/攻めたカメラワーク | 「NHKでこれは攻めすぎ」「芸術性が高い」 | 芸術表現として再評価、名演扱い |
| 安室奈美恵 | 2000年代 | ミニ丈衣装+ダンス中心/脚線美を強調 | 「子どもも見る番組なのに」 | 伝説的ステージとして定着 |
| AKB48 | 2012年など | 大人数・挑発的カメラ割り/衣装が男性向けと指摘 | 「公共放送向きではない」 | 演出トーン調整の転換点 |
| Perfume | 初期紅白 | 前衛的・無機質/感情を排したダンス | 「意味が分からない」「難解」 | 紅白の象徴的存在に成長 |
| 昭和紅白ラインダンス | 複数年 | 女性総出の脚上げダンス/男性目線 | 問題視ほぼなし | 今見るとかなり攻めた演出 |
ちゃんみなさんのケースはどこに位置するのか
これらの過去事例と照らし合わせると、ちゃんみなさんの紅白パフォーマンスは次のように整理できます。
| 観点 | 評価 |
|---|---|
| NHK基準 | 想定内 |
| 表現の強さ | 中〜やや強 |
| 過去事例との比較 | 特別過激ではない |
| 問題化した理由 | SNS時代の切り抜き拡散 |
過去の事例と比べると、今回のケースはむしろ安全寄りの位置づけと言えるでしょう。
まとめ
紅白で「NHKで大丈夫?」という声が上がるのは、実は毎時代で繰り返されてきた恒例の反応です。そして多くの場合、時間が経つにつれて評価は反転してきました。
ちゃんみなさんの今回のパフォーマンスも、将来的には「時代を先取りしていた表現」として語られる可能性があります。
つまり今回の件は、放送事故ではなく、時代の境目に立った表現だったと捉えるのが最も実態に近いと言えるでしょう。

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