NHKの連続テレビ小説「あんぱん」にて、Mrs. GREEN APPLEのボーカル・大森元貴さん(28)がついに俳優デビューを果たしました。
彼が演じるのは“いせたくや”という青年。この役のモデルとなっているのが、日本の名作曲家・いずみたく氏です。
「まさか自分が朝ドラに出るなんて!」と本人も語ったように、まさに“運命”とも言えるキャスティング。
その背景には、昨年上演された音楽劇「The White Lounge」にて大森さんが見せたしぐさや表現力に感動したプロデューサー・倉崎憲さんの強い推薦がありました。
いせたくや=いずみたく氏のモデル背景をもっと深掘り!

いずみたくさん(本名:渡辺岳夫)は、映画・テレビ・CMなど、なんと生涯で1万5000曲以上もの音楽を手がけた大作曲家。
代表作には「手のひらを太陽に」「いい湯だな」「徹子の部屋のテーマ」など、昭和〜平成にかけて多くの人々に親しまれたメロディが多数あります。
劇中では「手のひらを太陽に」の作曲を中心に、やなせたかしさんをモデルにした“柳井嵩”(演:北村匠海さん)との関係性が描かれていく予定です。
いずみたくさんは、戦後の日本において「全国民が口ずさめる歌を作る」という信念のもと、メッセージ性の強い楽曲を数多く世に送り出しました。
彼の作品には、希望・励まし・平和といったテーマが多く、子どもから大人まで世代を越えて愛されています。
特に「手のひらを太陽に」は、やなせたかしさんの詞にいずみたくさんが命を吹き込むことで完成した不朽の名曲であり、音楽によって人々の心を前向きに照らした象徴的な作品です。
いずみさんの作曲スタイルは、当時の西洋音楽的な重厚感よりも、“誰でも歌える平易さと心地よさ”を重視していたのが特徴です。
彼の音楽哲学は「娯楽であり、救いである音楽」を一貫して体現しており、その思想がドラマ『あんぱん』でも色濃く描かれていくことでしょう。
「手のひらを太陽に」誕生の裏にあるドラマとは?
「手のひらを太陽に」は、やなせたかしさんの詞といずみたくさんのメロディが融合し誕生した、日本を代表する名曲のひとつです。
この楽曲には、戦後を生きる人々へのエールや、生きる力への賛歌が込められており、朝ドラ『あんぱん』でも重要なテーマソングとして登場すると予想されます。
劇中では、柳井嵩(モデル:やなせたかし氏)といせたくや(モデル:いずみたく氏)の出会いや友情、そして音楽を通じた共鳴と創作過程が描かれていきます。
単なる“挿入曲”にとどまらず、登場人物たちの生き様と時代背景を象徴する存在として、「手のひらを太陽に」がどのように誕生し、世に出るのか——視聴者の大きな見どころとなるでしょう。
学ラン姿の“18歳役”に挑戦、その裏側
注目されているのが、大森さんが演じる“いせたくや”の初登場シーンが学ラン姿という点。
実年齢28歳の大森さんが10歳も若い18歳を演じるプレッシャーは大きかったそうです。
しかし、自身も18歳でデビューした過去があることから、「あの頃の気持ちを思い出しながら演じた」とインタビューで語っています。
「フレッシュでピュアな青年」という人物像に、音楽家としての信念を重ねながら役を掘り下げた姿勢が印象的です。
“運命”を感じたキャスティング
今回の起用は、自身が狙っていたわけではなく、まさに運命のめぐりあわせ。
朝ドラの制作チーフ・倉崎憲さんが「The White Lounge」を観劇し、大森さんの舞台上でのしぐさやたたずまいに「鳥肌が立った」と語ったことがきっかけでした。
また、今年は映画「#真相をお話しします」にも主演として出演しており、音楽活動10周年にして俳優としても快進撃を見せています。
SNSでも話題に!大森元貴さんの学ラン姿に反響
放送開始とともにSNSでは「学ラン似合いすぎ」「いせたくや最高」などのポストが次々と投稿され、X(旧Twitter)を中心に話題が沸騰しています。
中でも、「リアルに18歳に見える!」「あの透明感、朝ドラにぴったり」「Mrs.のボーカルってだけじゃなかった」といった称賛の声が目立ちます。
ファンのみならず、ドラマ視聴者層にも広く受け入れられており、まさに“新しい朝ドラの顔”としての存在感を放っています。
劇中では制服姿で登場することで、これまでの重厚な戦争パートと切り替わるタイミングに、爽やかな風を吹き込んでいます。
まとめ
ミセス大森元貴さんの俳優デビューは、偶然とは思えない“運命的”な展開から始まりました。
彼が演じる「いせたくや」は、実在の作曲家いずみたくさんをモデルにした役柄であり、朝ドラという文化的舞台でその音楽的精神を体現することになります。
10歳下の青年役への挑戦、そして「手のひらを太陽に」が生まれるまでの物語は、視聴者の感情に深く訴えかけるはずです。
SNSでも話題となっている学ラン姿や演技力にも注目が集まっており、今後の展開からますます目が離せません。
“音楽とドラマの融合”がどのような奇跡を生み出すのか——いせたくやの物語に、これからも期待しましょう。
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