大人気バンドMrs. GREEN APPLE(以下ミセス)のボーカルであり、楽曲の多くを手がける大森元貴さん。
彼が中学時代に作曲した楽曲の一部が、デビュー曲の一節として生まれ変わったというエピソードをご存知でしょうか?
この記事では、その曲の背景や制作秘話、そして彼の音楽への情熱を掘り下げていきます。
目次
中学時代の大森元貴さんと楽曲制作のきっかけ
中学時代のバンド「1733」と初のオリジナル曲
大森元貴さんが楽曲制作を始めたのは、小学6年生から中学時代にかけての頃でした。
彼は、小学校の卒業式で目立ちたいという理由から同級生と先生とともにバンド「1733(ワンセブンダブルスリー)」を結成。
MONGOL800の影響を受けた大森さんは、エピフォンのベースを購入し、初めて音楽制作に挑戦しました。
このバンドでは、MONGOL800のコピー曲だけでなく、オリジナル楽曲も披露。
中でも、「もしも僕が君だけのヒーローならば」というフレーズが含まれた曲は、後にMrs. GREEN APPLEのデビュー曲 “はじまり”という曲に引用されることとなります。
音楽を始めるきっかけとなったMONGOL800
当時の大森さんはMONGOL800の楽曲に深く影響を受けていることで有名ですよね。特にアルバム『MESSAGE』に感銘を受け、そこから音楽を作る楽しさを知ることとなります。
このような音楽との出会いが、後のMrs. GREEN APPLEとしての活動の礎となりました。
デビュー曲 “はじまり”に生かされた中学時代の一節
デビュー曲 “はじまり”のCメロ部分に引用
Mrs. GREEN APPLEのデビュー曲 “はじまり feat. キヨサク from MONGOL800”のCメロ部分「もしも僕が君だけのヒーローならば」は、実は彼が中学生時代に制作した曲の一部です。
この楽曲は、卒業式で披露するために書かれたものであり、当時の純粋な思いや感情が詰まっています。
昔の曲をリブートする大森さんのスタイル
大森さんは「昔作った曲の一部を現在の曲にリブートさせる」ことを好むスタイルを持っています。
これは単なるノスタルジーではなく、過去の自分と現在の自分をつなぐ大切なプロセスだといいます。このような姿勢が彼の楽曲に独自の深みを与えています。
大森元貴さんの音楽への情熱
楽曲制作に対する真摯な姿勢
大森さんは、中学時代から音楽制作に真剣に取り組んできました。
彼は中学生の頃からパソコンや打ち込みソフトを駆使し、独学で楽曲制作を行っていました。
彼の情熱は当時から群を抜いており、その熱意がMrs. GREEN APPLEの成功を支えています。
中学時代の経験が今につながる
彼が学生時代に培った経験は、現在の音楽活動の基盤となっています。
特にバンド活動を通じて学んだ仲間との協調性や、自身の感情を音楽に込める方法は、Mrs. GREEN APPLEの楽曲の魅力の源と言えるでしょう。
他の曲もリストアップしてみた
中学・高校時代に作られた楽曲
大森元貴さんが中学・高校時代に作った楽曲は多数あります。その中で世に出ている楽曲をいくつかリストアップします。
- 「キコリ時計」(中学3年生)
- 「わたしの音」(中学生)
- 「光のうた」(中学生)
- 「パブリック」(高校生)
- 「アウフヘーベン」(高校生)
- 「春愁」(高校卒業時)
- 「鯨の唄」(高校生)
- 「FACTORY」(高校生)
- 「soFt-dRink」(高校生)
- 「クダリ」(高校時代に1番のみ完成)
- 「スターダム」(高校生)
- 「Norn」(高校生)
これらの楽曲は、後にMrs. GREEN APPLEのアルバムやライブで披露され、ファンの間で高い評価を受けています。
なぜこのエピソードが心を打つのか?
大森さんのエピソードは、多くの人が共感してしまいますよね。
それは、誰もが子供時代に抱いた「目立ちたい」「自分を表現したい」という気持ちを彼が形にし、それをプロのキャリアにまで昇華させたからです。
また、大森さんの楽曲は、彼の人間性が色濃く反映されており、リスナーに彼自身の成長や感情を感じさせます。
このような音楽との向き合い方が、多くのファンを引きつける理由でしょう。
まとめ
大森元貴さんが中学時代に作曲した楽曲は、彼の音楽キャリアの原点であり、Mrs. GREEN APPLEの楽曲にもしっかりと息づいています。
このエピソードは、彼の音楽に対する真摯な姿勢と創造性の豊かさを示しており、これからのMrs. GREEN APPLEのさらなる活躍が楽しみになりますね。
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