「なぜK-POPアイドルには、AKB48やフルッパー、℃-uteのような “可愛いだけ” に特化したグループが少ないのか?」
この疑問を持つ日本のアイドルファンは多いでしょう。
日本のアイドルは「親しみやすさ」や「素人っぽさ」が魅力とされるのに対し、K-POPは「洗練されたスター性」や「実力主義」が重視されます。特に近年のK-POPは、グローバル市場での成功を視野に入れた戦略を取っており、可愛さだけでは生き残れない環境になっています。
本記事では、K-POPに「可愛いに全振り」したアイドルが少ない理由を、以下の4つの観点から解説します。
- K-POPはグローバル市場を意識し、スタイリッシュで多様なコンセプトを重視
- パフォーマンス力やカリスマ性が求められ、日本のアイドルとは方向性が異なる
- ファンダムの求める像が異なり、「可愛いだけ」では競争に勝てない
- 韓国のアイドル文化の変遷により、可愛い系グループのスタイルが減少
目次
K-POPはグローバル市場向けのスタイルを重視
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K-POPは、デビュー時から世界市場をターゲットにしています。
そのため、コンセプトも韓国国内だけでなく、欧米やアジア圏のファン層に受け入れられるものを意識して作られます。
① 世界で受けるコンセプトを採用
K-POPでは、以下のようなコンセプトが人気です。
これらのスタイルは、韓国国内だけでなく、欧米や東南アジアのファンにも刺さりやすいものです。一方、日本の「ぶりっ子可愛い」文化は海外では受けにくいため、K-POPではあまり採用されません。
② 実力主義のパフォーマンス重視
K-POPアイドルは、デビュー前に数年にわたる厳しい練習生期間を経ています。歌やダンスのスキルが求められ、ただ「可愛いだけ」ではデビューできません。
例えば、TWICEはデビュー時にキュートなコンセプトを持っていましたが、パフォーマンス力が高く、「実力派」として評価されています。
日本と韓国のアイドル文化の違い
日本のアイドルは、「親しみやすさ」や「ファンとの交流」を重視する文化が強く、特にAKB48の「会いに行けるアイドル」コンセプトはその象徴です。
一方、韓国のアイドルは、「遠い存在でありながら、カリスマ性を持つスター」というイメージが求められます。
① 日本のアイドル:成長を見守る文化
AKB48やハロー!プロジェクトのアイドルは、この「親しみやすさ」を活かした戦略でファンを獲得しています。
② 韓国のアイドル:完成度の高さが求められる
この違いが、「日本のような可愛さ全振りのアイドル」がK-POPに少ない理由の一つとなっています。
「可愛いアイドル」は過去には存在した?
実は、K-POPにもかつて「可愛い路線」のアイドルが存在しました。
しかし、これらのグループもデビューから数年後には「成熟した女性像」へシフトしています。これは、韓国アイドル市場で**「可愛いだけ」では長く成功できない**という厳しい現実があるためです。
それでも「可愛いK-POPアイドル」はいる!
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とはいえ、K-POPにも「可愛い」要素を持つグループは存在します。
① TWICE
デビュー当初は、日本のアイドルに近いキュートなコンセプトでした。
現在は、成長とともに洗練された女性らしさを強調したスタイルに変化。
② NewJeans
レトロ感のあるナチュラルな可愛さが特徴。日本の「素朴な可愛さ」に近い雰囲気を持つ。
③ IVE
メンバーのウォニョンさんは「お姫様」のような可愛さが魅力的だが、グループとしてはエレガントで洗練されたスタイル。
これらのグループは「可愛い要素」も持ちつつ、パフォーマンスやコンセプトの洗練度を高めているのが特徴です。
まとめ:K-POPに「可愛い全振り」が少ない理由
しかし、TWICEやNewJeansのように、「可愛い+洗練されたスタイル」を融合させたアイドルはいるため、今後のK-POPの流れ次第では、再び「可愛い系」のアイドルが増える可能性もあります。
日本と韓国、それぞれのアイドル文化の違いを理解することで、K-POPをより楽しめるかもしれませんね!
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